関数は、次のように呼び出します。
INTEGER*4 access status = access ( name, mode ) |
|||
name |
character |
入力 |
ファイル名 |
mode |
character |
入力 |
アクセス権 |
戻り値 |
INTEGER*4 |
出力 |
status=0: 正常、status>0: エラーコード |
access は、name で指定したファイルに mode で指定したアクセス権でアクセスできるかどうかを決定します。mode で指定したアクセスが正常終了した場合は、ゼロが返されます。エラーコードを解釈する場合は、gerror(3F) も参照してください。
mode には、r、w、x を単独で指定することも、任意の順序で 2 つ以上組み合わせて指定することも、あるいは空白を指定することもできます。r、w、x の意味はそれぞれ次のとおりです。
’r’ |
読み取りアクセス権をテストする |
’w’ |
書き込みアクセス権をテストする |
’x’ |
実行アクセス権をテストする |
’ ’ |
ファイルの有無をテストする |
例 1: 読み取りおよび書き込みに関するアクセス権のテスト
INTEGER*4 access, status status = access ( 'taccess.data', 'rw' ) if ( status .eq. 0 ) write(*,*) "ok" if ( status .ne. 0 ) write(*,*) '読み取り/書き込み可', status |
例 2: ファイルの有無のテスト
INTEGER*4 access, status status = access ( 'taccess.data', ' ' ) ! 空白モード if ( status .eq. 0 ) write(*,*) "ファイル存在" if ( status .ne. 0 ) write(*,*) 'ファイルはない', status |