Sun Studio 12: Fortran ライブラリ・リファレンス

1.4.14.1 fseeko64: 論理装置上のファイルのポインタ再位置付け

関数は、次のように呼び出します。

INTEGER fseeko64

n = fseeko64( lunit, offset64, from )

lunit

INTEGER*4

入力 

開いている論理装置 

offset64

INTEGER*8

入力 

from で指定された位置からの 64 ビットオフセットを示すバイト数

from

INTEGER*4

入力 

0= ファイルの先頭 

1= 現在の位置 

2= ファイルの終了 

戻り値 

INTEGER*4

出力 

n=0: 正常、n>0: システムエラーコード


注 –

順編成ファイルでは、fseeko64 に続く呼び出しのあとの出力操作 (WRITE など) は、fseek の位置に続くすべてのデータレコードの削除、新しいデータレコード (とファイルの終わりのマーク) での書き換えの原因となります。正しい位置へのレコードの書き換えは、直接アクセスファイルでのみ実行可能です。


例: fseeko64() - MyFile のポインタを先頭から 2 バイトの位置に再位置づけします。


       INTEGER fseeko64, lunit/1/, from/0/, n
       INTEGER*8 offset/200/
       open( UNIT=lunit, FILE='MyFile' )
       n = fseeko64( lunit, offset, from )
       if ( n .gt. 0 ) stop 'fseek エラー'
       end