5.1.1 GPC の概要
大域的なプログラムの検査 (GPC) は、-Xlistx オプションで呼び出され、次のことを行います。
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特に、別々にコンパイルされるルーチン間で、通常より厳重な Fortran の型検査の規則を適用する。
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別のマシンや異なるオペレーティングシステムの間で、プログラムを移動するときに必要な移植上のいくつかの制約を適用する。
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正当ではあっても無駄が多かったりエラーにつながりそうな構造を検出する。
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そのほかのバグやあいまいな箇所を指摘する。
さらに具体的には、大域的なチェック機能によって次のような問題が報告されます。
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インタフェースの問題
使用上の問題
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サブルーチンとして使用された関数、または関数として使用されたサブルーチン
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宣言されたが使用されていない関数、サブルーチン、変数、文番号
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参照されたが宣言されていない関数、サブルーチン、変数、文番号
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不定の変数の使用
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実行されることのない文
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暗黙の型の変数
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名前付き共通ブロックの長さ、名前、配置の不整合