Fortran 95 のプログラムと古い FORTRAN 77 のプログラムには、入出力の互換性があります。f77 のコンパイルと f95 のコンパイルが混在する実行ファイルでは、プログラムの f77 部分と f95 部分のどちらからでも同じ装置に対して入出力を行えます。
ただし、Fortran 95 には次のような新しい機能が追加されています。
次のように ADVANCED='NO' を指定すると、停留入出力が可能になります。
write(*,'(a)',ADVANCE='NO') 'Enter size= ' read(*,*) n |
NAMELIST 入力機能
f95 では、入力するときにグループ名の前に $ や & を付けることができます。Fortran 95 の標準規格で認められているのは & だけで、NAMELIST 書き込みではこれが出力されます。
f95 では、グループの最終データ項目が CHARACTER である ($ は入力データとして扱われる) 場合を除き、$ は入力グループの終了を示します。
f95 では、NAMELIST 入力をレコードの最初の桁から開始することができます。
ENCODE と DECODE は、f77 と同様に f95 でも認識および実装されます。
Fortran 95 の入出力拡張機能、および f95 と f77 の違いについての詳細は、『Fortran ユーザーズガイド』を参照してください。