Sun Studio 12: Fortran プログラミングガイド

64 ビット x86 プラットフォームのサポート

Sun Studio Fortran コンパイラは、Solaris および Linux x86 プラットフォーム向けに 32 ビットおよび 64 ビット両方のコードのコンパイルをサポートしています。

-xtarget=pentium3 フラグは、次のように展開されます。-xarch=sse -xchip=pentium3 -xcache=16/32/4:256/32/4

Pentium 4 システムの場合、-xtarget=pentium4 は次のように展開されます。-xarch=sse2 -xchip=pentium4 -xcache=8/64/4:256/128/8

新しい -m64 オプションは、64 ビット x64 命令セット用のコンパイルを指定します。

新しい -xtarget オプションの -xtarget=opteron は、32 ビット AMD コンパイル用の -xarch-xchip-xcache の設定を指示します。

64 ビットコードを生成するには、コマンド行で -fast および -xtarget のあとに -m64 を指定する必要があります。-xtarget オプションは、自動的には 64 ビットコードを生成しません。-xtarget 値の定義もしているマクロのため、-fast オプションもまた 32 ビットコードになります。-xtarget=native64 および -xtarget=generic64 を除く、現在の -xtarget 値はすべて 32 ビットコードになるため、64 ビットコードを生成するには、次に示すように、コマンド行で -fast または -xtarget のあとに -xarch=m64 を指定する必要があります。

% f95 -fast -m64 または % f95 -xtarget=opteron -m64

-xarch=amd64 が指定されると、コンパイラが __amd64 および __x86_64 を事前定義するようになりました。

32 ビットおよび 64 ビット x86 プラットフォームでのコンパイルとパフォーマンスについての詳細は、『Fortran ユーザーズガイド』を参照してください。