PARALLEL (または OMP_NUM_THREADS) 環境変数は、プログラムで使用可能なスレッドの最大数を制御します。環境変数を設定することにより、実行時システムに、プログラムで使用可能なスレッドの最大数が知らされます。デフォルトは 1 です。 一般的に、PARALLEL 変数または OMP_NUM_THREADS 変数には、ターゲットプラットフォームで使用可能なプロセッサ数を設定します。
次の例で、その設定方法を示します。
demo% setenv OMP_NUM_THREADS 4 C shell |
または
demo$ OMP_NUM_THREADS=4 Bourne/Korn shell demo$ export OMP_NUM_THREADS |
前述の例では、PARALLEL を 4 に設定することで、プログラムの実行は最大 4 つのスレッドを使用できます。ターゲットマシンが 4 つのプロセッサを利用できる場合、各スレッドはプロセッサ 1 つずつにマップされます。利用可能なプロセッサが 4 つより少ない場合、スレッドのいくつかはほかのスレッドと同じプロセッサ上で実行されるので、パフォーマンスは下がります。
SunOSTM コマンド psrinfo(1M) は、システムで利用可能なプロセッサのリストを表示します。
demo% psrinfo 0 オンライン 03/18/2007 15:51:03 から 1 オンライン 03/18/2007 15:51:03 から 2 オンライン 03/18/2007 15:51:03 から 3 オンライン 03/18/2007 15:51:03 から |