Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

B.2.138 -xsafe=mem

(SPARC) コンパイラが記憶域保護違反が発生した場合を前提とできるようにします。

このオプションを使用すると、コンパイラでは SPARC V9 アークテクチャーで違反のないロード命令を使用できます。


注 –

ロードそのものが完了した場合は、アドレスの不正な整列やセグメンテーション違反などの障害が発生してもトラップが実行されないため、このような障害が発生することがないプログラムでは、このオプションを使用してください。ほとんどのプログラムではメモリーに関するトラップは起こらないので、大多数のプログラムでこのオプションを安全に使用できます。例外条件の処理にメモリーベースのトラップを明示的に使用するプログラムでは、このオプションは使用しないでください。


このオプションは、最適化レベル -xO5 と、次のいずれかの -xarch 値を使用した場合にだけ有効です。-m32 および -m64 の両方の場合で、sparcsparcvis、または sparcvis2