Sun Studio 12: C ユーザーズガイド

B.2.139 -xsb

このオプションを使用して、ソースブラウザ用の追加シンボルテーブル情報を生成します。このオプションは、コンパイラの -Xs モードと併用することはできません。

別々の手順でコンパイルしてリンクする場合は、コンパイル手順とリンク手順の両方で -xsb を指定してください。指定しないとリンカーからエラーメッセージが表示されます。表 A–2 に、コンパイル時とリンク時の両方に指定する必要があるコンパイラオプションの全一覧をまとめています。

-xsb でコンパイルされたオブジェクトを -xsb を使用してリンクしないと、ソースブラウザデータは、リンク手順で作成された実行可能ファイルが使用する参照だけに限定されます。また、別々に実行されるコンパイル手順とリンク手順で -xsb を指定しないと、ソースブラウザデータベース内の一部のシンボル参照は失われる可能性があります。

コンパイル手順と、コンパイル手順とは別に実行するリンク手順の両方に -xsb を使用することで、オブジェクトが同じディレクトリ内で別の手順でコンパイルされ、異なる実行可能ファイルとリンクされても、ソースブラウザは確実に両方のオブジェクト内のすべてのシンボル参照を認識できます。