実行時構成ファイルを指定します。
デフォルトの実行時構成ファイルは $(HOME)/.dmakerc です。
ジョブの分散先にする構築サーバーグループの名前を指定します。
サーバーグループは実行時構成ファイルに定義してください。
デフォルトのサーバーグループは、実行時構成ファイル中の最初のグループです。
実行時構成ファイル中の構築サーバーの指定グループに分散される最大ジョブ総数を指定します。
デフォルトの最大ジョブ数は、構築サーバーグループに指定されるジョブの総数です。
ジョブは、実行時構成ファイルの中で出現する順に 1 つずつホストから減算、またはホストに加算されます。
たとえば、実行時構成ファイルに指定されるジョブの総数を 8 とします。
host earth { jobs = 3 } host mars { jobs = 5 } |
<分散する最大ジョブ数> を 11 と指定する場合、dmake は次のようにして、現在の最大ジョブ総数 (8) にさらに 3 つのジョブを加算します。
host earth { jobs = 5 } host mars { jobs = 6 } |
また、<分散する最大ジョブ数> を 4 と指定する場合、dmake は次のようにして、元のジョブ数 8 から 4 つのジョブを減算します。
host earth { jobs = 1 } host mars { jobs = 3 } |
次のいずれかのキーワードを指定します。
serial: dmake を標準の make と同じように逐次動作させます。
parallel: ジョブを dmake ホストにだけ分散させます。
distributed: dmake を完全な分散モードで動作させます。これは dmake のデフォルトです。
dmake が一時出力ファイルを書き込みおよび読み取りできる共通物理ディレクトリを指定します。使用されるディレクトリは $(HOME)/.dmake です。このディレクトリと指定したディレクトリは、すべての構築サーバーから認識される必要があります。
このオプションは、ユーザーのローカルホスト上の $(HOME) ディレクトリとユーザーのすべての遠隔ホスト上の $(HOME) ディレクトリが、異なる物理 $(HOME) ディレクトリである場合にだけ使用してください。
たとえば、このオプションはスーパーユーザーが使用します。
これらのオプションと環境変数、およびこのマニュアルページで後述するメイクファイルのマクロによって、同じ動作が変更されます。
優先順位は次のとおりです。
コマンド行オプション
メイクファイルのマクロ
環境変数
dmake のデフォルト