Solaris OS が稼働しているサーバーに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールして、異なるアーキテクチャーを持つクライアントシステムが使用できるようになります。SPARC ベースのサーバーに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールして、x86 ベースのクライアントシステムで使用することができます。また、x86 ベースのサーバーに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールして、SPARC ベースのクライアントシステムを使用することもできます。インストールする製品にシステム準備ツールを含め、そのツールを使用して、各クライアントシステムに必須ソフトウェアをインストールできます。
サーバーにソフトウェアをインストールするもっとも簡単な方法は、バッチインストーラを使用する方法です。ただし、バッチインストーラは Sun Studio 12 ソフトウェアのすべてのコンポーネントをインストールします。インストールするソフトウェアコンポーネントを選択する場合は、グラフィカルユーザーインタフェースのインストーラかコマンド行インストーラを使用します。
スーパーユーザー (root) になっていない場合は、次のように入力してスーパーユーザーになります。
su Password: root-password |
batch_installer コマンドがあるディレクトリで、次のコマンドを実行してソフトウェアライセンス契約書を表示します。
./batch_installer --show-sla |
次のいずれかを行います。
batch_installer コマンドを実行してソフトウェアライセンス契約書に同意し、Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールして、サーバーに必須ソフトウェアをコピーします。
./batch_installer --accept-sla --copy-prerequisites -a client_architecture |
SPARC ベースのサーバーに、x86 ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に intel-S2 を指定します。x86 ベースのサーバーに、SPARC ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に sparc-S2 を指定します。
/opt 以外のディレクトリに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールする場合は、-dオプションを使用してインストールディレクトリを指定します。
利用可能な推奨の製品パッチは、デフォルトでインストールされます。これらのパッチをインストールしない場合は、--no-prodpatch オプションを指定します。
バッチインストーラを実行して必要な必須ソフトウェアを確認します。次に、不足ソフトウェアがあればインストールし、ソフトウェアライセンス契約書に同意して Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールし、サーバーに必須ソフトウェアをコピーします。
./batch_installer -p all --accept-sla --copy-prerequisites -a client_architecture |
SPARC ベースのサーバーに、x86 ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に intel-S2 を指定します。x86 ベースのサーバーに、SPARC ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に sparc-S2 を指定します。
/opt 以外のディレクトリに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールする場合は、-dオプションを使用してインストールディレクトリを指定します。
利用可能な推奨の製品パッチはデフォルトでインストールされます。これらのパッチをインストールしない場合、--no-prodpatch オプションを指定します。
サーバー上の Sun Studio 12 ソフトウェアとマニュアルページにアクセスできるよう、各クライアントシステムで PATH 環境変数および MANPATH 環境変数を設定します (『Sun Studio 12 クイックインストール (英語、日本語、簡体字中国語)』の「開発ツールとマニュアルページ用の環境変数の設定」 を参照)。
各クライアントシステムで、Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールしたサーバー上の ディレクトリをマウントします。
mount server:filesystem directory |
各クライアントシステムから、サーバー上のシステム準備ツールを実行して、必須ソフトウェアがそのクライアントシステムに存在するかどうかを調べ、必要に応じて再実行し、不足しているソフトウェアをインストールします。クライアントシステムに NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 がインストールされている場合、netbeans が不足しているものとして報告されます。prepare_system - s コマンドを使用して netbeans を指定し、必要な NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 update 1 にアップグレードします。
prepare_system -C prepare_system -s missing_software_name,missing_software_name,... |
スーパーユーザー (root) になっていない場合は、次のように入力してスーパーユーザーになります。
su Password: root-password |
インストーラがあるディレクトリで、次のように入力してインストーラを起動します。
./installer -a client_architecture |
SPARC ベースのサーバーに、x86 ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に intel-S2 を指定します。x86 ベースのサーバーに、SPARC ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に sparc-S2 を指定します。
「ソフトウェアライセンス契約書」ページで「はい (ライセンスに同意する)」をクリックします。
中国語または日本語のいずれかでローカライズされた Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールする場合は、「ロケールの選択」ページで「日本語」チェックボックスまたは「中国語」チェックボックスをクリックします。
「Select Options」ページで次の操作を行います。
不足している必須ソフトウェアが「見つからない必須ソフトウェア」フィールドに表示される場合は、「更新」ボタンをクリックして、不足しているソフトウェアをインストールします。
Sun Studio 12 ソフトウェアを /opt 以外のディレクトリにインストールする場合は、「インストールディレクトリ」フィールドにディレクトリ名を入力します。Sun Studio 12 ソフトウェアの一部のコンポーネントをすでにインストールしてある場合、「インストールディレクトリ」フィールドには、そのインストールディレクトリが表示され、追加コンポーネントは同じディレクトリにインストールされます。
「Advanced options」タブをクリックします。
チェックボックスの上に「Notice: Cross-installing! (注意: クロスインストール実行)」というメッセージが表示されます。
「システム必須ソフトウェアのコピー」チェックボックスを選択します。
「コンポーネントの選択」ページで、インストールしないコンポーネントのチェックボックスをクリックして選択解除します。Sun Studio 12 のコンパイラとツールコンポーネントの選択したサブコンポーネントだけをインストールする場合は、「+」アイコンをクリックしてコンポーネントを展開し、インストールしないサブコンポーネントのチェックボックスをクリックして選択解除します。
残りのページの操作を行なって、サーバーへのインストールを完了します。
サーバー上の Sun Studio 12 ソフトウェアとマニュアルページにアクセスできるよう、各クライアントシステムで PATH および MANPATH を設定します (『Sun Studio 12 クイックインストール (英語、日本語、簡体字中国語)』の「開発ツールとマニュアルページ用の環境変数の設定」 を参照)。
各クライアントシステムで、Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールしたサーバー上の ディレクトリをマウントします。
mount server:filesystem directory |
各クライアントシステムから、サーバー上のシステム準備ツールを実行して、必須ソフトウェアがそのクライアントシステムに存在するかどうかを調べ、必要に応じて再実行し、不足しているソフトウェアをインストールします。クライアントシステムに NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 がインストールされている場合、netbeans が不足しているものとして報告されます。prepare_system - s コマンドを使用して netbeans を指定し、必要な NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 update 1 にアップグレードします。
prepare_system -C prepare_system -s missing_software_name,missing_software_name,... |
スーパーユーザー (root) になっていない場合は、次のように入力してスーパーユーザーになります。
su Password: root-password |
インストーラがあるディレクトリで、次のように入力してインストーラを起動します。
./installer -a client_architecture -nodisplay |
SPARC ベースのサーバーに、x86 ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に intel-S2 を指定します。x86 ベースのサーバーに、SPARC ベースのクライアントを使用するためにソフトウェアをインストールする場合は、client_architecture に sparc-S2 を指定します。
ソフトウェアライセンス契約書を読んで、 yes と入力して同意します。
中国語または日本語のいずれかでローカライズされた Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールする場合は、中国語ロケールまたは日本語ロケールを選択します。
インストーラから、見つからない必須ソフトウェアがあるという報告があった場合は、「すべての必須ソフトウェアを更新」を選択して、不足しているソフトウェアをインストールします。
Sun Studio 12 ソフトウェアの一部のコンポーネントをすでにインストールしてある場合、追加コンポーネントは同じディレクトリにインストールされます。インストールされているソフトウェアコンポーネントがなく、Sun Studio 12 ソフトウェアを /opt 以外のディレクトリにインストールする場合は、インストールディレクトリを指定します。
「詳細オプションに進む」を選択し、「システム必須ソフトウェアのコピー」を選択します。
インストールしないソフトウェアコンポーネントまたはサブコンポーネントの選択を解除します。
インストーラの指示に従ってインストールを完了します。
サーバー上の Sun Studio 12 ソフトウェアとマニュアルページにアクセスできるよう、各クライアントシステムで PATH 環境変数および MANPATH 環境変数を設定します (『Sun Studio 12 クイックインストール (英語、日本語、簡体字中国語)』の「開発ツールとマニュアルページ用の環境変数の設定」 を参照)。
各クライアントシステムで、Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールしたサーバー上の ディレクトリをマウントします。
mount server:filesystem directory |
各クライアントシステムから、サーバー上のシステム準備ツールを実行して、必須ソフトウェアがそのクライアントシステムに存在するかどうかを調べ、必要に応じて再実行し、不足しているソフトウェアをインストールします。クライアントシステムに NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 がインストールされている場合、netbeans が不足しているものとして報告されます。prepare_system - s コマンドを使用して netbeans を指定し、必要な NetBeans C/C++ Development Pack 5.5.1 update 1 にアップグレードします。
prepare_system -C prepare_system -s missing_software_name,missing_software_name |