「詳細オプション」には、サーバーにソフトウェアをインストールするときに選択するオプションが表示されます。
ゾーンを持つ Solaris 10 1/06 OS システムにインストールしている場合は、インストール先のゾーンを指定できます。
大域ゾーンでインストーラを実行している場合は、ソフトウェアのインストール先を「このゾーン」(大域ゾーンで、ローカルゾーンからは不可視) または「すべてのゾーン」(大域ゾーンで、ローカルゾーンから可視) に指定できます。
ローカルゾーンでインストーラを実行している場合は、「このゾーン」を選択して、そのローカルゾーンにソフトウェアをインストールできます。ソフトウェアは、そのゾーンからのみアクセスできるようになります。
-a オプションを使用してインストーラを起動し、サーバー上の Sun Studio 12 ソフトウェアを異なるアーキテクチャーを持つクライアントで使用できるようにした場合、「Notice: Cross-installing! (注意: クロスインストール実行)」というメッセージが表示されます。
インストーラには、次のオプションのインストール手順が用意されています。
「システム必須ソフトウェアのコピー」: クライアントシステムで使用するためにサーバーに Sun Studio 12 ソフトウェアをインストールする場合は、2 を入力して Enter キーを押し、Sun Studio 12 ソフトウェアを実行するクライアントシステムで、システム準備ツールの実行時に必須ソフトウェアを使用できるように、サーバーに必須ソフトウェアをコピーします。ソフトウェアは、Sun Studio 12 のインストールディレクトリ内の prepare_system_prerequisites ディレクトリにコピーされます。たとえば、Sun Studio 12 のインストールディレクトリがデフォルトの /opt ディレクトリの場合、必須ソフトウェアは /opt/prepare_system_prerequisites にコピーされます。必須ソフトウェアには、Solaris OS を実行している SPARC プラットフォームで 1.2G バイト、Solaris OS を実行している x86 プラットフォームで 750M バイト、および Linux プラットフォームで 200M バイトのディスク容量が必要です。
「/usr/bin シンボリックリンクの作成」: Sun Studio 12 ソフトウェアおよびマニュアルページへのシンボリックリンクを /usr/bin ディレクトリと /usr/share/man ディレクトリに作成しない場合は、3 を入力して Enter キーを押し、これらのリンクの作成を無効にします。これらのリンクは、以前のリリースの Sun Studio へのシンボリックリンクが /usr/bin と /usr/share/man にすでにある場合を除いて、デフォルトで作成されます。
「製品パッチのインストール」: 推奨の製品パッチが利用可能な場合は、4 を入力して Enter キーを押すことによりインストールしないことを選択しないかぎり、デフォルトでそれらの製品パッチがインストールされます。
オプションのインストール手順の選択を完了したら、0 を入力して Enter キーを押します。
デフォルトの「/」以外のルートディレクトリを設定するには、ディレクトリの名前を入力して Enter キーを押します。パッケージのシステム情報ファイルを含むすべてのファイルが、指定した代替ルートディレクトリで始まるディレクトリツリーに再配置されます。