別のコンピュータに実験を移動して解析する場合には、実験が記録されたオペレーティング環境に解析結果が依存することを念頭に置いてください。
アーカイブファイルには、関数レベルでメトリックを計算してタイムラインを表示するのに必要な情報がすべて入っています。ただし、注釈付きソースコードや注釈付き逆アセンブリコードを調べるには、実験の記録時に使用されたものと同じバージョンのロードオブジェクトやソースファイルにアクセスできる必要があります。
パフォーマンスアナライザはソースファイル、オブジェクトファイル、および実行可能ファイルを次の場所で順に検索し、正しいベース名のファイルが見つかると検索を停止します。
実験の保管ディレクトリ
現在の作業ディレクトリ
実行可能ファイルまたはコンパイルオブジェクトに記録されている絶対パス名
アナライザ GUI から、または setpath および addpath 指令を使って、検索順序を変更したり、ほかの検索ディレクトリを追加したりできます。
プログラムの正しい注釈付きソースコードと注釈付き逆アセンブリコードが確実に表示されるようにするには、ソースコード、オブジェクトファイル、および実行可能ファイルを実験にコピーしてから実験の移動やコピーを行います。オブジェクトファイルをコピーしたくない場合には、-xs を使用してプログラムをリンクし、ソース行とファイル位置に関する情報が実行可能ファイルに挿入されるようにします。collect コマンドの -A オプション、または dbx collector archive コマンドを使用して、実験にロードオブジェクトを自動的にコピーすることができます。