Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

データ収集のサブコマンド

ここでは、コレクタが収集するデータの種類を制御するサブコマンドをまとめています。実験がアクティブな場合は、警告メッセージが出力され、サブコマンドは無視されます。

profile option

時間ベースのプロファイルデータの収集を制御します。option には次のいずれかの値を指定できます。

hwprofile option

ハードウェアカウンタオーバーフローのプロファイルデータの収集を制御します。ハードウェアカウンタオーバーフローのプロファイル機能をサポートしていないシステム上でこの機能を有効にしようとすると、dbx から警告メッセージが返され、コマンドは無視されます。option には次のいずれかの値を指定できます。

synctrace option

同期待ちトレースデータの収集を制御します。option には次のいずれかの値を指定できます。

heaptrace option

ヒープトレースデータの収集を制御します。option には次のいずれかの値を指定できます。

デフォルトでは、コレクタはヒープのトレースデータを収集しません。

mpitrace option

MPI トレースデータの収集を制御します。option には次のいずれかの値を指定できます。

デフォルトでは、コレクタは MPI のトレースデータを収集しません。

tha option

スレッドアナライザ用に、データ競合検出またはデッドロック検出のデータを収集します。次のいずれかの値を指定できます。

スレッドアナライザについては、『Sun Studio 12: Thread Analyzer User’s Guide』および tha.1 のマニュアルページを参照してください。

sample option

標本収集モードを制御します。option には次のいずれかの値を指定できます。

デフォルトでは、標本収集間隔 value が 1 秒での定期的な標本収集が有効となります。

dbxsample { on | off }

dbx がターゲットプロセスを停止したときに、標本を記録するかどうかを制御します。キーワードの意味は、次のとおりです。

デフォルトでは、dbx がターゲットプロセスを停止したとき、標本が記録されます。