Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

マップファイルの生成と関数の順序の変更

アナライザでは、データの解析のほか、関数の順序を変更できます。アナライザでは、実験のデータに基づいて、マップファイルを生成できます。このマップファイルを使用して、静的リンカー (ld) でアプリケーションを再リンクすることによって、作成する実行可能ファイルのワーキングセットサイズの縮小や I キャッシュ動作の効率化を図ることができます。

マップファイルに記録される関数の順序と、実行可能ファイルにおける関数の順序の変更に使用される関数の順序は、関数リストのソートに使用されるメトリックで決まります。マップファイルの生成には、通常、排他的ユーザー CPU 時間または排他的 CPU サイクル時間が使用されます。同期遅延やヒープトレースなどのメトリック、または名前やアドレスを使っても、マップファイルに意味ある順序付けを行うことはできません。