Sun Studio 12: パフォーマンスアナライザ

ロードオブジェクトの展開と短縮を制御するコマンド

object_list

利用可能なロードオブジェクトの状態と名前を示す 2 列のリストを表示します。各ロードオブジェクトの展開状態は最初の列に示され、オブジェクトの名前は 2 番目の列に示されます。各ロードオブジェクト名の前には、そのオブジェクトの関数が関数リスト内に表示される (展開される) ことを示す「はい」か、そのオブジェクトの関数が関数リスト内に表示されない (短縮される) ことを示す「いいえ」が付きます。短縮されたロードオブジェクトのすべての関数は、そのロードオブジェクト全体を表す関数リスト内の単一の項目へマップされます。

ロードオブジェクトリストの表示例を次に示します。


(er_print) object_list
Sel ロードオブジェクト
=== ==================
いいえ    <Unknown>
はい      <Freeway>
はい      <libCstd_isa.so.1>
はい      <libnsl.so.1>
はい      <libmp.so.2>
はい      <libc.so.1>
はい      <libICE.so.6>
はい      <libSM.so.6>
はい      <libm.so.1>
はい      <libCstd.so.1>
はい      <libX11.so.4>
はい      <libXext.so.0>
はい      <libCrun.so.1>
はい      <libXt.so.4>
はい      <libXm.so.4>
はい      <libsocket.so.1>
はい      <libgen.so.1>
はい      <libcollector.so>
はい      <libc_psr.so.1>
はい      <ld.so.1>
はい      <liblayout.so.1>

object_select object1,object2,...

関数の情報を表示するロードオブジェクトを選択します。object-list は、空白なしのコンマで区切ったロードオブジェクトのリストです。ロードオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトの関数が展開され、ゼロ以外のメトリックを持つすべての関数が関数リストに表示されます。ロードオブジェクトを選択しないと、そのオブジェクトの関数は短縮され、そのロードオブジェクト全体のメトリックが入った単一の行が表示され、個々の関数は表示されません。

ロードオブジェクト名は、フルパス名またはベース名で指定します。オブジェクト名そのものにコンマが含まれている場合は、名前を二重引用符で囲む必要があります。