インデックスオブジェクトのコマンドは、すべての実験に使用できます。インデックスオブジェクトリストは、記録されたデータからインデックスを計算できるオブジェクトのリストです。スレッド、CPU、標本、および秒のインデックスオブジェクトが事前に定義されています。その他のインデックスオブジェクトは、indxobj_define コマンドで定義できます。
次のコマンドは、インデックスオブジェクトのリストを制御します。
所定のタイプのインデックスオブジェクトとそのメトリックのリストを出力します。インデックスオブジェクトのメトリックとソートは、排他的メトリックだけが含まれる点を除き、関数リストと同じです。名前 indxobj_type を直接、コマンドとして使用することもできます。
indxobj コマンド内で indxobj_type に使用する、既知のタイプのインデックスオブジェクトのリストを書き込みます。
新しいタイプのインデックスオブジェクトを、index_exp で指定されたオブジェクトへのパケットのマッピングを使用して定義します。式の構文については、「式の文法」に説明があります。
indxobj_type は、定義済みであってはいけません。その名前は、大文字と小文字が区別され、全体が英数字または「_」文字から構成されている必要があり、1 文字目は英字である必要があります。
index_exp の構文が正しくなかった場合は、エラーが返され、定義が無視されます。index_exp に空白文字が含まれる場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。
<Unknown> インデックスオブジェクトのインデックスは -1 です。また、新しいインデックスオブジェクトを定義するために使用する式は、<Unknown> の認識をサポートしている必要があります。
たとえば、仮想 PC または物理 PC に基づくインデックスオブジェクトの場合、式は次の形式になっている必要があります。
VIRTPC>0?VIRTPC:-1 |
インデックスオブジェクトに表示するメトリックを指定します。インデックスオブジェクトは階層構造ではないので、metric_spec には排他的メトリックと静的メトリックだけを含めることができます。
メトリックリストの構文については、「メトリックリスト」を参照してください。指定可能なメトリックを一覧表示するには、metric_list コマンドを使用します。
指定したメトリックを基準にインデックスオブジェクトのリストをソートします。indxobj_sort メトリックは、排他的メトリックまたは静的メトリックである必要があります。複数のメトリックを指定した場合は、適合する最初の表示可能メトリックによってソートされます。