(5.1.1.2) 翻訳段階 1 における物理ソースファイルの複数バイト文字とソース文字セットのマッピング。
ASCII 部分では、1 文字に 8 ビットです。ロケール固有の拡張文字部分では、ロケール固有の 8 ビットの倍数です。
(5.1.2.1) 自立した環境でプログラム起動時に呼び出す関数の名前と種類。
ホスト環境に実装されています。
(5.1.2.1) 自立した環境でのプログラム終了の処理。
ホスト環境に実装されています。
(5.1.2.2.1) main 関数を定義する代わりの方法。
規格に定義されている以外の main の定義方法はありません。
(5.1.2.2.1) main の argv 引数が指し示す文字列に与える値。
argv は、コマンド行引数へのポインタからなる配列です。argv[0] はプログラム名を表します (該当する場合)。
(5.1.2.3) 対話型デバイスを構成するもの。
(7.14) シグナルとその意味、デフォルトの処理。
シグナル番号 |
デフォルトのイベント |
シグナルの意味 |
---|---|---|
SIGHUP 1 |
終了 |
ハングアップ |
SIGINT 2 |
終了 |
割り込み (rubout) |
SIGQUIT 3 |
コア |
終了 (ASCII FS) |
SIGILL 4 |
コア |
不当な命令 (捕捉されてもリセットされない) |
SIGTRAP 5 |
コア |
トレーストラップ (捕捉されてもリセットされない) |
SIGIOT 6 |
コア |
IOT 命令 |
SIGABRT 6 |
コア |
異常終了時に使用 |
SIGEMT 7 |
コア |
EMT 命令 |
SIGFPE 8 |
コア |
浮動小数点の例外 |
SIGKILL 9 |
終了 |
強制終了 (捕捉または無視できない) |
SIGBUS 10 |
コア |
バスエラー |
SIGSEGV 11 |
コア |
セグメンテーション違反 |
SIGSYS 12 |
コア |
システムコールへの引数誤り |
SIGPIPE 13 |
終了 |
読み手のないパイプ上への書き込み |
SIGALRM 14 |
終了 |
アラームクロック |
SIGTERM 15 |
終了 |
プロセスの終了によるソフトウェアの停止 |
SIGUSR1 16 |
終了 |
ユーザー定義のシグナル 1 |
SIGUSR2 17 |
終了 |
ユーザー定義のシグナル 2 |
SIGCLD 18 |
無視 |
子プロセス状態の変化 |
SIGCHLD 18 |
無視 |
子プロセス状態の変化の別名 (POSIX) |
SIGPWR 19 |
無視 |
電源障害による再起動 |
SIGWINCH 20 |
無視 |
ウィンドウサイズの変更 |
SIGURG 21 |
無視 |
ソケットの緊急状態 |
SIGPOLL 22 |
終了 |
ポーリング可能なイベント発生 |
SIGIO 22 |
Sigpoll |
ソケット入出力可能 |
SIGSTOP 23 |
停止 |
停止 (キャッチまたは無視できない) |
SIGTSTP 24 |
停止 |
tty より要求されたユーザーストップ |
SIGCONT 25 |
無視 |
停止していたプロセスの継続 |
SIGTTIN 26 |
停止 |
バックグラウンド tty の読み込みを試みた |
SIGTTOU 27 |
停止 |
バックグラウンド tty の書き込みを試みた |
SIGVTALRM 28 |
終了 |
仮想タイマーの時間切れ |
SIGPROF 29 |
終了 |
プロファイリングタイマーの時間切れ |
SIGXCPU 30 |
コア |
CPU の限界をオーバー |
SIGXFSZ 31 |
コア |
ファイルサイズの限界をオーバー |
SIGWAITING 32 |
無視 |
スレッド処理コードで使われていた予約シグナル |
SIGLWP 33 |
無視 |
スレッド処理コードで使われていた予約シグナル |
SIGFREEZE 34 |
無視 |
チェックポイント一時停止 |
SIGTHAW 35 |
無視 |
チェックポイント再開 |
SIGCANCEL 36 |
無視 |
スレッドライブラリで使われている取り消しシグナル |
SIGLOST 37 |
無視 |
リソースがない (レコードロックがない) |
SIGXRES 38 |
無視 |
リソース制御超過 (setrctl(2) を参照) |
SIGJVM1 39 |
無視 |
Java Virtual Machine 用に予約 1 |
SIGJVM2 40 |
無視 |
Java Virtual Machine 用に予約 2 |
(7.14.1.1) SIGFPE、SIGILL、および SIGSEGV 以外の、演算例外に対応するシグナル値
SIGILL、SIGFPE、SIGSEGV、SIGTRAP、SIGBUS、SIGEMT。表 C–1 を参照。
(7.14.1.1) プログラムの起動時に実行する、signal(sig、SIG_IGN) に相当するシグナル。
SIGILL、SIGFPE、SIGSEGV、SIGTRAP、SIGBUS、SIGEMT。表 C–1 を参照。
(7.20.4.5) 環境名および、getenv 関数が使用する環境リストの変更方法。
マニュアルページの environ(5) に環境名の一覧を記載しています。
(7.20.4.6) system 関数による文字列の実行方法。
system(3C) のマニュアルページからの抜粋
system() 関数は、端末からコマンドとして入力されかのように string を入力としてシェルに渡します。この呼び出し側は、シェルが完了するのを待ち、waitpid(2) が指定する形式でシェルの終了ステータスを返します。
string が null ポインタの場合、system() はシェルが存在し、実行可能かどうかを調べます。シェルが使用可能な場合は、system () によってゼロ以外の値を返し、そうでない場合は、0 を返します。