Sun Studio 12 Update 1: C++ ユーザーズガイド

3.3.10 実行時パフォーマンスオプション

表 3–11 実行時パフォーマンスオプション

オプション 

処理  

-fast

一部のプログラムで最適な実行速度が得られるコンパイルオプションの組み合わせを選択します。 

-fma

(SPARC) 浮動小数点の積和演算 (FMA) 命令の自動生成を有 効にします。 

-g

パフォーマンスの解析 (およびデバッグ) に備えてプログラムを用意するようにコンパイラとリンカーの両方に指示します。 

-s

実行可能ファイルからシンボルテーブルを取り除きます。 

-m32|-m64

コンパイルされたバイナリオブジェクトのメモリーモデルを指定します。 

-xalias_level

コンパイラで、型に基づく別名の解析および最適化を実行するように指定します。 

-xarch=isa

ターゲットのアーキテクチャー命令セットを指定します。 

-xbinopt

あとで最適化、変換、分析を行うために、バイナリを準備します。 

-xbuiltin[=opt]

標準ライブラリ呼び出しの最適化を有効または無効にします。 

-xcache=c

(SPARC) オプティマイザのターゲットキャッシュプロパティーを定義します。 

-xcg89

汎用の SPARC V7 アーキテクチャー用のコンパイルを行います。 

-xcg92

SPARC V8 アーキテクチャー用のコンパイルを行います。 

-xchip=c

ターゲットのプロセッサチップを指定します。 

-xF

リンカーによる関数と変数の順序変更を有効にします。 

-xinline=flst

どのユーザーが作成したルーチンをオプティマイザでインライン化するかを指定します。 

-xipo

内部手続きの最適化を実行します。 

-xlibmil

最適化のために、選択された libm ライブラリルーチンをインライン展開します。

-xlibmopt

最適化された数学ルーチンライブラリを使用します。 

-xlinkopt

(SPARC) オブジェクトファイル内のあらゆる最適化のほかに、結果として出力される実行可能ファイルや動的ライブラリのリンク時最適化も行います。 

-xmemalign=ab

(SPARC) メモリーの予想される最大境界整列と境界整列していないデータアクセスの動作を指定します。 

-xnolibmil

コマンド行の -xlibmil を取り消します。

-xnolibmopt

数学ルーチンのライブラリを使用しません。 

-xOlevel

最適化レベルを level にします。

-xpagesize

スタックとヒープの優先ページサイズを設定します。 

-xpagesize_heap

ヒープの優先ページサイズを設定します。 

-xpagesize_stack

スタックの優先ページサイズを設定します。 

-xprefetch[=lst]

先読みをサポートするアーキテクチャーで先読み命令を有効にします。 

-xprefetch_level

-xprefetch=auto を設定したときの先読み命令の自動挿入を制御します。

-xprofile

実行時プロファイルデータを使って収集あるいは最適化を実行します。 

-xregs=rlst

一時レジスタの使用を制御します。 

-xsafe=mem

(SPARC) メモリーに関するトラップを起こさないものとします。 

-xspace

(SPARC) コードサイズが大きくなるような最適化は行いません。 

-xtarget=t

ターゲットの命令セットと最適化のシステムを指定します。 

-xthreadvar

デフォルトのスレッドローカル記憶装置アクセスモードを変更します。 

-xunroll=n

可能な場合は、ループを展開します。 

-xvis

(SPARC) VISTM 命令セットに定義されているアセンブリ言語テンプレートをコンパイラが認識します。