Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

-j option

ターゲットプログラムが JVM の場合に Java プロファイルを有効にします。option に使用できる値は次のとおりです。

-j オプションは、.class ファイルまたは .jar ファイルについてのデータを収集する場合は必要ありません。ただし、java 実行可能ファイルへのパスが JDK_HOME 環境変数または JAVA_PATH 環境変数に入っている必要があります。それから collect コマンド行でターゲットの program.class ファイルまたは .jar ファイルとして指定します。拡張子は付けても付けなくてもかまいません。

JDK_HOME または JAVA_PATH 環境変数で java 実行可能ファイルのパスを定義できない場合や、Java HotSpot 仮想マシンによってコンパイルされたメソッドの認識を無効にしたい場合は、-j オプションを使用できます。このオプションを使用する場合、collect コマンド行で指定する program は Java 仮想マシンで、JDK 6、Update 18 またはそれ以降の必要があります。collect コマンドは、program が JVM で、かつ ELF 実行可能ファイルであることを検証し、そうでない場合は collect コマンドがエラーメッセージを出力します。

64 ビット JVM を使用してデータを収集する場合、32 ビット JVM 用の java コマンドに -d64 オプションを使用しないでください。これを使用すると、データは収集されません。その代わりに、collect コマンドの program 引数、あるいは JDK_HOME または JAVA_PATH 環境変数に、64 ビット JVM へのパスを指定する必要があります。