Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

「MPI タイムラインコントロール」タブ

「MPI タイムラインコントロール」タブは、「MPI タイムライン」タブのズーム、パン、イベントステップ、およびフィルタリングをサポートします。このタブには、「MPI タイムライン」タブに表示される MPI メッセージの割合を調整するコントロールがあります。

フィルタリングでは、ビューの現在のフィールドの外部にあるデータが、「MPI タイムライン」タブおよび「MPI グラフ」タブに表示されるデータセットから削除されます。フィルタを適用するには、「フィルタ」ボタンをクリックします。フィルタの戻るボタンは最後に適用したフィルタを取り消す場合に使用し、フィルタの進むボタンはフィルタを再適用する場合に使用します。フィルタは「MPI タイムライン」タブと「MPI グラフ」タブの間で共有されますが、現在のところそのほかのタブには適用されません。

メッセージスライダを調整して、表示されるメッセージの割合を制御できます。100% 未満に指定すると、最もコストの高いメッセージが優先されます。コストは、メッセージの送受信に費やされる時間で定義されます。

また、「MPI タイムラインコントロール」タブを使用して、「MPI タイムライン」タブでの機能やメッセージの選択に関する詳細を表示することもできます。