Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

metrics metric_spec

関数リストに表示するメトリックスを指定します。metric_spec には、キーワードの default (デフォルトのメトリック選択を復元します) またはコロンで区切ったメトリックキーワードのリストを指定できます。次に、メトリックリストの指定例を示します。


% metrics i.user:i%user:e.user:e%user

このコマンドを入力すると、er_print ユーティリティーは次のメトリックスを表示します。

デフォルトでは、「デフォルト値を設定するコマンド」の説明のように、.er.rc ファイルから処理された dmetrics コマンドに基づいたメトリック設定が使用されます。metrics コマンドで明示的に metric_specdefault に設定した場合は、記録するデータに適したデフォルト設定が復元されます。

メトリックスがリセットされると、新しいリスト内でデフォルトのソートメトリックが設定されます。

metric_spec を省略した場合は、現在のメトリックスの設定が表示されます。

metrics コマンドは、関数リスト用のメトリックスを設定するほか、呼び出し元 - 呼び出し先のメトリックスと、データ派生出力のメトリックスを同じ設定値に設定します。

metrics コマンドが処理されると、現在有効なメトリックを示すメッセージが表示されます。前述の例では、メッセージは次のようになります。


current: i.user:i%user:e.user:e%user:name

メトリックリストの構文については、「メトリックリスト」を参照してください。指定可能なメトリックスを一覧表示するには、metric_list コマンドを使用します。

metrics コマンドに誤りがあった場合、そのコマンドは警告とともに無視され、以前の設定が引き続き有効になります。