Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

sort metric_spec

関数リストを metric_spec でソートします。メトリック名の中の visibility は、ソート順序に影響を及ぼしません。複数のメトリックが metric_spec の中で指定されている場合は、表示可能な最初のものが使用されます。指定されたメトリックスに表示可能なものがない場合は、コマンドが無視されます。metric_spec の前に負符号 (-) を付加することにより、逆順のソートを指定できます。

デフォルトでは、「デフォルト値を設定するコマンド」の説明のように、.er.rc ファイルから処理された dsort コマンドに基づいたメトリックソート設定が使用されます。sort コマンドで明示的に metric_specdefault に設定した場合は、デフォルトの設定が使用されます。

文字列 metric_spec は、「メトリックリスト」に示すメトリックキーワードのいずれか 1 つです。


% sort i.user

このコマンドは、er_print ユーティリティーに、関数リストを包括的ユーザー CPU 時間によってソートするよう指示します。指定したメトリックが読み込まれた実験に含まれていない場合は、警告メッセージが表示され、コマンドは無視されます。コマンドが終了すると、ソート基準メトリックが表示されます。