Oracle Solaris Studio 12.2: パフォーマンスアナライザ

インデックスオブジェクトリストを制御するコマンド

インデックスオブジェクトのコマンドは、すべての実験に使用できます。インデックスオブジェクトリストは、記録されたデータからインデックスを計算できるオブジェクトのリストです。スレッド、CPU、標本、および秒のインデックスオブジェクトが事前に定義されています。その他のインデックスオブジェクトは、indxobj_define コマンドで定義できます。

次のコマンドは、インデックスオブジェクトのリストを制御します。

indxobj indxobj_type

所定のタイプのインデックスオブジェクトとそのメトリックスのリストを出力します。インデックスオブジェクトのメトリックスとソートは、排他的メトリックスだけが含まれる点を除き、関数リストと同じです。名前 indxobj_type を直接、コマンドとして使用することもできます。

indxobj_list

indxobj コマンド内で indxobj_type に使用する、既知のタイプのインデックスオブジェクトのリストを書き込みます。

indxobj_define indxobj_type index_exp

新しいタイプのインデックスオブジェクトを、index_exp で指定されたオブジェクトへのパケットのマッピングを使用して定義します。式の構文については、「式の文法」に説明があります。

indxobj_type は、定義済みであってはいけません。その名前は、大文字と小文字が区別され、すべて英数字または「_」文字で構成されている必要があり、1 文字目は英字である必要があります。

index_exp の構文が正しくなかった場合は、エラーが返され、定義が無視されます。index_exp に空白文字が含まれる場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。

<Unknown> インデックスオブジェクトのインデックスは -1 です。また、新しいインデックスオブジェクトを定義するために使用する式は、<Unknown> の認識をサポートしている必要があります。

たとえば、仮想 PC また物理 PC に基づくインデックスオブジェクトの場合、式は次の形式になっている必要があります。


VIRTPC>0?VIRTPC:-1