Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

イベントカウンタ

イベントハンドラはカウンタを備えており、制限値と実際のカウンタを保持します。 イベントが発生するたびにカウンタをインクリメント (1 つ増加) し、ハンドラに関連付けられたアクションが実行されるのは、カウントが制限値に達したときのみで、その時点でカウンタは自動的に 0 にリセットされます。デフォルトの制限値は 1 です。プロセスを再実行する際は常に、すべてのイベントカウンタがリセットされます。

stopwhentrace コマンドで -count 修飾子を使用して、カウント制限を設定することができます (-count n -count infinity参照)。このほか、handler コマンドを使用して、個々のイベントハンドラを操作できます。


handler [ -count | -reset ] hid new-count new-count-limit