Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

呼び出しスタックのポップ

呼び出しスタックから、停止した関数を削除し、呼び出し中の関数を新たに指定関数で停止する関数にすることができます。

呼び出しスタックの上下方向への移動とは異なり、スタックのポップは、プログラムの実行を変更します。スタックから停止した関数が削除されると、プログラムは以前の状態に戻ります。ただし、大域または静的変数、外部ファイル、共有メンバー、および同様のグローバル状態への変更は対象外です。

pop コマンドは、1 個または複数のフレームを呼び出しスタックから削除します。たとえば、スタックから 5 つのフレームをポップするには、次のように入力します。


pop 5

指定のフレームへポップすることもできます。フレーム 5 へポップするには、次のように入力します。


pop -f 5

詳細については、pop コマンド」を参照してください。