Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

局所変数にデータ変更ブレークポイントを設定する

局所変数にデータ変更ブレークポイントを配置する際に、フィルタを使用すると便利です。次の例では、現在のスコープは関数 foo() にあり、対象となる変数 index は関数 bar() にあります。


(dbx) stop access w &bar`index -in bar

bar`index により、関数 foo にある index() 変数や index という名称のグローバル変数ではなく、関数 bar にある index 変数が確実に取り出されます。

-in bar には、次のような意味があります。

index に対応するスタック位置は、ほかのいずれかの関数のいずれかの局所変数によって再度利用できます。-in により、ブレークポイントが起動するのは bar`index がアクセスされた場合のみになります。