Oracle Solaris Studio 12.2: C++ ユーザーズガイド

3.3.3 コンパイル時とリンク時のオプション

次の表は、リンク時とコンパイル時の両方に指定する必要があるオプションを一覧表示します。

表 3–4 コンパイル時とリンク時のオプション

オプション  

処理  

-fast

実行可能コードの速度を向上させるコンパイルオプションの組み合わせを選択します。 

-m32|-m64

コンパイルされたバイナリオブジェクトのメモリーモデルを指定します。 

-mt

--D_REENTRANT --lthread に展開されるマクロオプションです。

-xarch

命令セットアーキテクチャーを指定します。 

-xautopar

複数プロセッサ用の自動並列化を有効にします。 

-xhwcprof

(SPARC) コンパイラのハードウェアカウンタによるプロファイリングのサポートを有効にします。 

-xipo

内部手続き解析パスを呼び出すことにより、プログラム全体の最適化を実行します。 

-xlinkopt

再配置可能なオブジェクトファイルのリンク時の最適化を実行します。 

-xmemalign

(SPARC) メモリーの予想される最大境界整列と境界整列していないデータアクセスの動作を指定します。 

-xopenmp

明示的な並列化のための OpenMP インタフェースをサポートします。このインタフェースには、ソースコード指令セット、実行時ライブラリルーチン、環境変数などが含まれます。 

-xpagesize

スタックとヒープの優先ページサイズを設定します。 

-xpagesize_heap

ヒープの優先ページサイズを設定します。 

-xpagesize_stack

スタックの優先ページサイズを設定します。 

-xpg

gprof(1) でプロファイル処理するためのデータを収集するオブジェクトコードを用意します。

-xprofile

プロファイルのデータを収集、または最適化のためにプロファイルを使用します。 

-xvector=lib

ベクトルライブラリ関数を自動呼び出しします。