ソースファイルに対してプリプロセッサを実行しますが、コンパイルはしません。
C++ のソースファイルに対してプリプロセッサだけを実行し、結果を stdout (標準出力) に出力するよう CC ドライバに指示します。コンパイルは行われません。したがって .o ファイルは生成されません。
このオプションを使用すると、プリプロセッサで作成されるような行番号情報が出力に含まれます。
ソースコードにテンプレートが含まれている場合に -E オプションの出力をコンパイルするには、-E オプションとともに -template=no%extdef オプションを使用する必要が生じることがあります。アプリケーションコードで「定義分離」テンプレートのソースコードモデルが使用されている場合、それでも -E オプションの出力がコンパイルされない可能性があります。詳細は、テンプレートの章を参照してください。
このオプションは、プリプロセッサの処理結果を知りたいときに便利です。たとえば、次に示すプログラムでは、foo.cc は、「A.2.12.1 例」に示す出力を生成します。
| #if __cplusplus < 199711L
int power(int, int);
#else
template <> int power(int, int);
#endif
int main () {
  int x;
  x=power(2, 10);
}
. | 
| example% CC -E foo.cc
#4 "foo.cc"
template < > int power (int, int);
int main () {
int x;
x = power (2, 10);
} | 
コードの中に「定義分離」モデルのテンプレートが含まれている場合は、このオプションの結果を C++ コンパイラの入力に使用できないことがあります。
-P