Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

4.3.12 -erroff=tag(, tag)

lintエラーメッセージ を抑制または使用可能にします。

t には、次の 1 つまたは複数の項目をコンマで区切って指定します。tagno%tag%all%none

表 4–4 -erroff のフラグ

値 

意味  

tag

tag で指定したメッセージを抑制します。-errtags=yes オプションで、メッセージのタグを表示することができます。

no%tag

tag で指定したメッセージを使用可能にします。

%all

すべてのメッセージを抑制します。 

%none

すべてのメッセージを使用可能にします。これはデフォルト値です。 

デフォルトは -erroff=%none です。-erroff と指定すると、-erroff=%all を指定した場合と同じ結果が得られます。

次に例を示します。


% lint -erroff=%all,no%E_ENUM_NEVER_DEF,no%E_STATIC_UNUSED

この例は、「列挙型が定義されていません」と「静的シンボルが使用されていません」のメッセージだけを表示し、その他のメッセージは抑制します。


% lint -erroff=E_ENUM_NEVER_DEF,E_STATIC_UNUSED

この例は、「列挙型が定義されていません」と「静的シンボルが使用されていません」のメッセージだけを抑制します。