Oracle Solaris Studio 12.2: C ユーザーガイド

8.2.1 ステップ 1: 環境設定

cscope は、画面指向ツールです。使用できる端末は、端末情報ユーティリティー (terminfo) データベースに書かれているものに限られます。TERM 環境変数を自分の端末タイプに設定してあることを確認してください。 cscope は TERM 環境変数の値を見て、それが terminfo データベースに存在するか確認します。まだ設定していない場合は、次のようにして TERM に値を設定し、それをシェルに伝えます。

B シェルの場合は次のように入力します。


$ TERM=term_name; export TERM

C シェルの場合は次のように入力します。


% setenv TERM term_name

次に、EDITOR 環境変数に値を設定します。 デフォルトでは、cscopevi エディタを起動します (本章の例も vi を使用して説明しています)。vi を使用しない場合は、EDITOR 環境変数を任意のエディタ名に変更して、EDITOR をエクスポートします。

B シェルの場合は次のように入力します。


$ EDITOR=emacs; export EDITOR

C シェルの場合は次のように入力します。


% setenv EDITOR emacs

cscope とエディタ間のインタフェースを設定しなければいけません。詳細は、「8.2.9 エディタのコマンド行構文」を参照してください。

cscope を表示するためだけに使用する (編集は使用しない) 場合は、VIEWER 環境編集を pg に設定して VIEWER をエクスポートします。cscopevi の代わりに pg を起動します。

環境変数 VPATH には、ソースファイルの検索対象ディレクトリを指定します。「8.2.6 ビューパス (Viewpath)」を参照してください。