Oracle Solaris Studio 12.2: スレッドアナライザユーザーズガイド

3.4.2 デッドロック検出実験を作成する

-r deadlock オプションを付けてスレッドアナライザの collect コマンドを使用します。このオプションは、プログラムの実行中にデッドロック検出実験を作成します。

このチュートリアルの場合、次のコマンドを使用して、din_philo.1.er というデッドロック検出実験を作成します。


% collect -r deadlock -o din_philo.1.er din_philo

複数のデッドロック検出実験を作成することによって、デッドロックを検出する可能性を高められます。実験ごとに異なるスレッド数と異なる入力データを使用してください。たとえば、din_philo.c コードで、次の行の値を変更できます。

    13  #define PHILOS 5
    14  #define DELAY 5000
    15  #define FOOD 100

続いて、前述のようにコンパイルして、別の実験結果を収集できます。

詳しくは、collect(1) および collector(1) のマニュアルページを参照してください。