Sun Performance Library 内の LAPACK 3.1.1 ルーチンは、1.x、2.0、3.0 を含む従来のバージョンの LAPACK のユーザールーチン、および LAPACK 3.1.1 のすべてのルーチンと互換性があります。ただし、LAPACK 3.1.1 の内部の変更により、内部ルーチンとの互換性を保証できません。
互換性のない可能性がある内部ルーチンは、Netlib が提供している LAPACK ソースコードの中では auxiliary ルーチンと呼ばれています。『LAPACK User's Guide』に auxiliary ルーチンに関する情報があります。このガイドは、http://www.siam.org/ にある SIAM (Society for Industrial and Applied Mathematics) から入手できます。
LAPACK の auxiliary ルーチンのユーザーインタフェースは、LAPACK のリリースごとに変えることができるので、Sun Performane Library でも LAPACK の auxiliary ルーチンのユーザーインタフェースを変更できます。LAPACK 3.1.1 と互換性のある auxiliary ルーチンは、通常、ユーザーによる呼び出しに使用できますが、auxiliary ルーチンについてはマニュアルへの記載、テスト、およびサポートが特にされていません。LAPACK の auxiliary ルーチンのユーザーインタフェースは、Sun Performance Library の将来のリリースで変更される可能性があることに注意してください。そのため、ユーザーインタフェースは、該当バージョンの Sun Performance Library でサポートされる LAPACK のバージョンに対応します。