er_print コマンドはこのリリースでは次のように変更されています。
呼び出し側-呼び出し先リストを制御するための新しいコマンドが、呼び出しスタックの作成をサポートするようになりました。er_print の新しいサブコマンド cprepend、cappend、crmfirst、および crmlast は、作成している呼び出しスタックフラグメントの関数を追加または削除します。各コマンドのあとで、現在のフラグメントの呼び出し側-呼び出し先データが書き込まれます。
新しい calltree コマンドは、すべての関数の階層的な測定基準を示す、ターゲットの動的なコールグラフを出力します。
新しい describe コマンドは、実験から記録されたデータを記述して、フィルタに使用できるトークンを出力します。
HotSpot でコンパイルされたコードのソースと逆アセンブルは、記録されている場合はよりよいマッピングを生成します。
er_print コマンドを使用して、同じ実行可能ファイルで収集された実験を比較できるようになりました。この機能は部分的にのみ実装されており、今後のリリースで変更される可能性があります。現在のリリースでは、実験の比較は次のように動作します。
複数の実験または実験グループに対して er_print を呼び出すと、データが集計されます。
compare on を .er.rc ファイルに追加し、複数の実験または実験グループに対して er_print を実行すると、データが比較モードで表示されます。
比較モードでは、実験またはグループのデータが関数リスト、呼び出し側-呼び出し先リスト、およびソースと逆アセンブリリストの隣り合った列に表示されます。列は実験またはグループの読み込みの順序に表示され、追加のヘッダー行に実験またはグループの名前が表示されます。比較モードを有効および無効にするには、compare コマンドを使用します。