collect コマンドはこのリリースでは次のように変更されています。
従う子孫に対するデフォルトの設定が、-F on に変更されました。
Sun HPC ClusterTools (現在は Oracle Message Passing Toolkit と呼ばれています) の任意のリリースでの MPI 実験を、-M OMPT または -M CT で指定できます。
MPI 実験は、デフォルトで子孫プロセスにも従うようになりました。
MPI トレース実験に対する後処理が改善されています。
Oracle Enterprise Linux に対するハードウェアカウンタプロファイリングのサポートが追加されています。
ハードウェアカウンタ別名が改善され、次のプロセッサでのハードウェアカウンタプロファイリングのサポートが追加されています。
SPARC64 VI および VII
Intel Core i7: Family 6、Models 30、31、37、44、および 46 (Nehalem EP および EX を含む)
AMD Family 10h および 11h
スクリプトのプロファイリングの実験的サポートが実装されており、今後のリリースで変更される可能性があります。スクリプトをプロファイリングするには、環境変数 SP_COLLECTOR_SKIP_CHECKEXEC を設定し、スクリプト名を collect に渡します。
Java プロファイリングが、HotSpot でコンパイルされたコードのソース行マッピングにさらに詳細な情報を提供するように拡張されています。Java プロファイリング拡張機能は、JDK 1.6u20 以降の JDK 1.6 更新、および JDK 1.7.0-ea-b85 以降の JDK 1.7 更新についてサポートされています。
実験に対するデフォルトのサイズ制限が削除されています。-L オプションを使用してサイズ制限を設定できます。