プロファイル構成データは、特定ホストで実行されるユーザーアプリケーションの構成プロファイルを保持します。
組織の各組織単位がそのユーザーとともに構成リポジトリに階層的に保存されます。各ドメインコンポーネントも同様に保存されます。
構成プロファイルは、階層の要素に割り当てられます。要素に割り当てられた構成プロファイルは、その要素の子によって継承されます。
アプリケーションの構成データは、アプリケーションを実行するユーザーやアプリケーションが実行されるホストに依存します。
ユーザーに影響を与える構成設定は、ユーザー要素からそのツリーのルートまでのパスにある要素に割り当てられている構成プロファイルに依存します。ユーザーに対する構成設定のセットが作成されるには、これらのプロファイルがマージされる必要があります。
ユーザーのアプリケーションが実行されているホストに基づいてプロファイルを定義できるので、そのホストに割り当てられているプロファイル、またはそのホストからツリーのルートまでのパスにある要素のいずれかに割り当てられているプロファイルも、ユーザーに影響を与える構成プロファイルとともにマージされるようにします。
プロファイル構成の構築のために、次の規則が使用されます。
処理の順序: プロファイルがマージされる順序は重要です。最初に構成プロファイルのホストローカルセットが処理され、ホストグローバルセット、ユーザーローカルセット、次にユーザーグローバルセットと続きます。
セット内に複数の構成プロファイルがある場合、プロファイルに関連付けられている優先順位番号によってプロファイルの処理順序が決定されます。つまり、もっとも小さい番号のプロファイルが最初に処理されます。
属性と値: 属性は、「背景色」など、定義することができる構成の要素です。値は、属性「背景色」の値を「白」とするように、属性に割り当てることができる値です。
プロファイルに新しい属性を導入すると、マージされた構成ツリーにその属性と値が追加されます。
強制的として指定した値を属性に指定すると、マージされたツリーにその新しい値が保存されます。その他のプロファイルで発生するその属性の新しい値は無視されます。
処理されるプロファイルで新しい値が定義される場合、属性に値がすでにあるときは、新しい値がその属性に割り当てられます。