プロファイルエディタは、新しいプロファイルの作成および既存のプロファイルの編集のために使用します。現在選択しているプロファイルの現在の設定およびオプションも表示できます。
プロファイルエディタを開くには、「プロファイル - ツリー表示」のコンテンツ領域または「プロファイル - すべて」ページに表示されるいずれかのテーブルでプロファイルの名前をクリックします。
新しいプロファイルを作成するには、「新しいプロファイルの作成」を参照してください。
プロファイルエディタには、次のタブページがあります。
「一般プロパティー」
「構成設定」
「割り当てられている要素」
「設定概要」
「詳細オプション」
「一般プロパティー」では、プロファイルに関する一般情報を指定できます。このページは「プロファイルエディタ」ウィンドウのデフォルトビューです。
「新規作成」ボタンをクリックして新しいプロファイルを作成するときに、プロファイルエディタが表示されます。
「名前」フィールドに目的のプロファイルの名前を入力します。
「コメント」フィールドにコメントを入力します。
「コメント」フィールドは空白のままでも構いません。
「作成者」と「変更日時」のフィールドは読み取り専用なので変更できません。「作成者」フィールドにはプロファイルの作成者が表示され、「変更日時」フィールドには最終変更の日時が表示されます。
「保存」ボタンをクリックします。
新しい情報を保存する前にウィンドウを閉じると、設定の保存を求める警告ダイアログが表示されます。
「構成設定」ページでは、選択したプロファイルに保存されている構成設定を表示および編集できます。
プロファイルの構成設定を表示するには、ページ右側のカテゴリのリストから設定にナビゲートします。
構成設定は、StarSuiteTM、 MozillaTM、Evolution、GNOME などのデスクトップアプリケーションの構成設定に直接対応するカテゴリ別に階層的に編成されています。
目的の構成設定をクリックします。
選択されているプロファイルの設定が表示され、そのプロファイルで使用可能な設定が示されます。必要な場合は、個々の設定の有効性、可能な値範囲などの追加のコンテキスト情報が示されます。
構成設定以外のカテゴリを選択すると、そのカテゴリの設定またはサブカテゴリを示すテーブルが表示されます。
構成設定ごとに、具体的な値を指定したり、未設定のままにしたりすることができます。
未設定にした場合、アプリケーションはプロファイル設定による影響を受けず、アプリケーションの出荷時のデフォルト値を使用します。通常、プロファイルエディタは、アプリケーションのデフォルト値を追加のヘルプテキストによって一覧表示します。または可能な場合は、マーカーによって設定のオプションリストに直接表示します。
複数のプロファイルが同じユーザーに影響を与える場合もあることを理解するのは重要です。たとえば、特定の組織に対する設定のプロファイルを作成します。その設定は、組織のメンバーであるすべてのユーザーに自動的に使用可能になります。また同様に、サブ組織に対する構成設定の追加プロファイルを定義できます。この設定が、親組織の設定を上書きすることがあります。具体的には、サブ組織用に異なるプロキシ設定が定義され、その他の設定は変更されないような場合です。つまり、組織、サブ組織、さらにはユーザーに割り当てられたすべてのプロファイルを含めたマージ処理の結果が、特定ユーザーの有効な設定になります。
場合に応じて、マージ処理を制御して特定の構成設定を強制的に設定できるので、ほかのプロファイルによって独自の値が上書きされて異なる値に定義されないようにすることができます。プロファイルエディタでは、設定ごとに必要なマージ動作を指定することができます。 デフォルトでは、ほかの「ユーザーの上書き可能」です。そのオプションを選択解除すると、強制的に設定が行われて、独自の値がほかのプロファイルによって上書きされなくなります。
「割り当てられている要素」ページでは、現在のプロファイルに割り当てられている要素が一覧表示され、要素の割り当てまたは割り当て解除を行えます。
現在のプロファイルの要素が「割り当てられている要素」テーブルに表示されます。このテーブルには、次の情報が含まれます。
「名前」: 現在のプロファイルが割り当てられている要素の名前。
「パス」: 現在のプロファイルが割り当てられている要素の場所。
「要素の割り当て」ボタンをクリックします。
ナビゲーションツリーがあるウィンドウが表示されます。
ツリーをナビゲートして目的の要素を選択します。
目的の要素がツリーで見つからない場合、「検索」ボタンをクリックして「検索」ウィンドウを開き、要素を見つけます。
要素が現在のプロファイルに割り当てられて「割り当てられている要素」テーブルに表示されます。
割り当てを解除する要素に対応するチェックボックスを選択します。
「要素の割り当て解除」ボタンをクリックします。
要素が現在のプロファイルから割り当て解除され、「割り当てられている要素」テーブルから消えます。
「設定概要」は、選択したプロファイルのデータを含むすべての構成設定の読み取り専用ビューです。
「設定概要」ページには「設定概要」テーブルがあります。このテーブルには、現在のプロファイルのデータを含む構成設定がカテゴリ別にまとめられて表示されます。このテーブルにあるフィールドは、次のとおりです。
「名前」: 設定名
「値」: 設定値
「ステータス」: 「ステータス」列には「定義済み <profileName>」というエントリが表示されます。<profileName> は、「プロファイルエディタ」を「構成設定」ページに切り換えるリンクであり、プロファイル内の特定の設定にナビゲートできます。
「詳細オプション」ページでは、現在のプロファイルに対して詳細オプションを指定できます。このページには、次の 2 つの主なオプションがあります。
「適用元」: プロファイルを組織ツリーまたはドメインツリー内の別の保存場所に移動することができます。保存場所を移動することによって、プロファイルを割り当てる (適用する) ことができる要素のセットを変更します。これは、プロファイルを割り当てることができるのは、プロファイルが格納されている要素に対してのみ、つまり、プロファイルが保存されている要素以下のサブツリーにある要素に対してのみだからです。
結果の配置がこの規則に違反するような「適用元」パラメータの変更はできません。たとえば、このような違反が発生するのは、プロファイルをツリー階層の下方に移動する場合で、そのプロファイルの保存場所以下の要素にプロファイルを結合する既存の割り当てが、プロファイルの移動後も同じ要素にそのプロファイルを結合しているときです。この場合、その要素はプロファイルの保存場所より上位になります。このように実行しようとすると、アクションが取り消されて警告メッセージが表示されます。
「マージ順序」: 同じ要素に保存されているすべてのプロファイルがマージされる順序を指定します。
複数のプロファイルを 1 つの要素に割り当てることができ、複数のプロファイルによって同一の設定を定義することができるので、プロファイルをマージする順序を定義する必要があります。これによって、同じ要素に割り当てられているプロファイルで定義される 1 つの設定における競合が解決されます。
マージ順序を決定するために、最初に保存場所が使用されます。ツリーのルートに近い要素に保存されているプロファイルからマージされます。そのあとに、ツリーのより深い位置に保存されているプロファイルがマージされます。あとでマージされるプロファイルの設定が、先にマージされたプロファイルの設定を上書きします。
「変更」ボタンをクリックします。
ナビゲーションツリーがあるウィンドウが表示されます。
ツリーをナビゲートして目的の要素を選択します。
目的の要素がツリーで見つからない場合、「検索」ボタンをクリックして「検索」ウィンドウを開き、要素を見つけます。
「了解」ボタンをクリックします。