Configuration Agent の問題のトラブルシューティングを行う必要があるときは、次のログファイルを調べることができます。
smf(5) ログファイル:
/var/svc/log/network-apocd-udp:default.log ファイルには、Configuration Agent の特定のインスタンスを開始または停止しようとする試みに関連するイベントが記録されます。また、ファイルには、Configuration Agent コントローラプログラム、/usr/lib/apoc/apocd が標準出力に書き込みを行なったというメッセージと、JVM または Configuration Agent の出力メッセージも含まれます。
/var/svc/log/svc.startd.log ログファイルは、高レベルの smf(5) イベントの記録を保持します。たとえば、Configuration Agent を起動しようとする試みが短時間で連続して複数回発生した場合、 smf(5) は、Configuration Agent が起動できないと判断することがあります。これが発生した場合、smf(5) は Configuration Agent を保守モードにして、その結果にログエントリを書き込みます。
一般に、Configuration Agent 起動の問題が発生したとき、これらのログファイルの両方が役立ちます。
Configuration Agent ログ:
Configuration Agent は、デフォルトのログディレクトリ /var/opt/apoc/Logs にあるログファイルにログメッセージを書き込みます。Configuration Agent の「データディレクトリ」は /var/opt/apoc です。Configuration Agent ウィザード (/usr/bin/apoc-config) アプリケーションを使用して、このディレクトリの場所を変更することができます。Configuration Agent ウィザードで「ログのレベル」を変更して、ログメッセージの詳細度を変更することができます。Configuration Agent が正しく構成されていない場合、または何らかのエージェントの傷害が発生した場合は、Configuration Agent ウィザードを使用して、ログのレベルを「Finest」に設定してから、エージェントのログファイルを調べてください。この手順により、利用可能な最大量のログ情報を確実に取得できます。
システムログ:
/var/adm/messages ログファイル、または SunRay マシンにある /var/opt/SUNWut/log/messages ログファイルをチェックして、Configuration Agent の問題を診断することもできます。