『Sun Desktop Manager 1.0 開発者ガイド』では、開発者が SunTM Desktop Manager 1.0 Beta で動作するアプリケーションを作成できるようになるためのガイドラインについて説明します。デフォルトでは Desktop Manager で認識されないソフトウェアアプリケーションの構成を一元管理する方法について、必要な知識を提供します。
このマニュアルを読むと、新しい構成設定の保存場所と表示方法に関する情報を含んだ「テンプレート」というファイルを作成して配備できるようになります。また、設計に関する推奨事項、高度なテンプレートの作成、リファレンスなど、必要なテンプレートの構築に役立つ情報を提供しています。
『Sun Desktop Manager 1.0 開発者ガイド』は、Sun Desktop Manager を拡張して追加のアプリケーションや設定を一元的に構成できるようにしたい開発者や先進サイトの管理者を対象にしています。
ユーザーが少なくとも『Sun Desktop Manager 1.0 管理ガイド』の「概要とアーキテクチャー」の章を読んでおり、Desktop Manager を管理し、使用した経験がいくらかあることを推奨します。XML の知識があると役立ちますが、必須ではありません。
第 1 章では、Sun Desktop Manager 1.0 の概要を述べます。
第 2 章では、テンプレートの基本とその作成方法を説明します。
第 3 章では、複雑なテンプレートの作成方法とその使い方について説明します。
第 4 章では、推奨する設計についてガイドラインを提供します。
第 5 章では、構成の概念について説明します。
付録 A では、構成パスのマッピングについて役立つ情報を提供します。
付録 B では、テンプレートの要素と属性のリファレンスを提供します。
付録 C には、テンプレートの DTD が含まれています。
Sun の次のマニュアルには、このマニュアルに関連する追加情報が含まれています。
Sun のサービス |
URL |
内容 |
---|---|---|
マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
|
サポートおよびトレーニング |
技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 |
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。