Identity Manager は、プロビジョニングと状態の情報をすべて Identity Manager の「リポジトリ」に格納します。リポジトリは、Identity Manager のすべての設定データを格納するテーブルで構成されます。Identity Manager は、ここでデータの検索やオブジェクトのロックを実行します。リポジトリには、Identity Manager で実行されたアクションの履歴を記録する監査ログも含まれます。Identity Manager のデータは XML 形式で保存されます。リポジトリは、ローカルファイルまたはリレーショナルデータベースに作成できます。ただし、運用環境ではリレーショナルデータベースが必要です。
サポートされるデータベースサーバーのリストについては、『Sun Identity Manager 8.1 リリースノート』の「リポジトリデータベースサーバー」を参照してください。
各ユーザーについてのアイデンティティー情報が最小限必要な量を超える場合、ユーザーデータは Identity Manager に保持されません。Identity Manager でユーザーを識別および区別するために必要な属性 (たとえば、「名前」や「電子メールアドレス」) だけが、リポジトリに保存されます。
Identity Manager は、直接 JDBC 接続を通してリポジトリに接続できます。また、アプリケーションサーバーで利用可能なデータソース機能を使用することもできます。
Identity Manager Service Provider 機能では、ユーザー情報を格納するための LDAP リポジトリも必要です。詳細は、「Identity Manager Service Provider のシステムアーキテクチャーについて」を参照してください。