Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

電子メールテンプレートのカスタマイズ

Identity Manager では、電子メールテンプレートを使用して、情報および操作のリクエストをユーザーと承認者に配信します。システムには次のためのテンプレートが用意されています。

電子メールテンプレートの編集

電子メールテンプレートをカスタマイズして、受信者に、タスクの実行方法や結果の表示方法などの特定の指示を通知することができます。たとえば、「アカウントの作成の承認」テンプレートをカスタマイズして、次のメッセージを追加することにより、承認者にアカウント承認ページを表示するとします。

$(fullname) 用アカウント作成を承認するには、http://host.example.com:8080/idm/approval/approval.jsp にアクセスしてください。

アカウント作成承認テンプレートを例に使用して、次の手順で電子メールテンプレートをカスタマイズします。

Procedure電子メールテンプレートをカスタマイズする

  1. 管理者インタフェースで、「設定」タブをクリックしてから「電子メールテンプレート」サブタブをクリックします。

    「電子メールテンプレート」ページが開きます。

  2. アカウント作成承認テンプレートをクリックして選択します。

    図 4–1 電子メールテンプレートの編集

    「電子メールテンプレートの編集」タブを示す図

  3. テンプレートの詳細を入力します。

    次の情報を入力できます。

    • 「SMTP ホスト」フィールドに SMTP サーバー名を入力して、電子メール通知を送信できるようにします。

    • 「送信者」フィールドで、送信元の電子メールアドレスをカスタマイズします。

    • 「宛先」フィールドと「CC」フィールドに、電子メール通知の受信者になる 1 つ以上の電子メールアドレスまたは Identity Manager アカウントを入力します。

    • 「電子メール本文」フィールドで、Identity Manager の場所を指すように内容をカスタマイズします。

  4. 「保存」をクリックします。

    Sun Identity Manager 統合開発環境 (Identity Manager IDE) を使用して電子メールテンプレートを変更することもできます。Identity Manager IDE の詳細については、https://identitymanageride.dev.java.net/ の Web サイトを参照してください。


    注 –

    このサイトにアクセスするには、登録とログインが必要です。


電子メールテンプレートでの HTML 形式とリンクの使用

HTML 形式のコンテンツを電子メールテンプレートに挿入して、電子メールメッセージの本文に表示することができます。コンテンツには、テキスト、グラフィック、および情報への Web リンクを使用することができます。HTML 形式のコンテンツを有効化するには、「HTML 有効」オプションを選択します。

電子メール本文で使用できる変数

電子メールテンプレートの本文には、変数の参照を $(Name) の形式で含めることもできます。例: パスワード $(password) が復旧しました。

各テンプレートで使用できる変数を、次の表に定義します。

.

表 4–1 電子メールテンプレート変数

Template  

許容変数  

パスワードリセット 

$(password)– 新規に生成されたパスワード

更新の承認 

$(fullname)– ユーザーのフルネーム

$(role)– ユーザーのロール

更新の通知 

$(fullname)– ユーザーのフルネーム

$(role)– ユーザーのロール

レポート 

$(report)– 生成されたレポート

$(id)– タスクインスタンスのエンコードされた ID

$(timestamp)– 電子メールの送信時刻

リクエストリソース 

$(fullname)– ユーザーのフルネーム

$(resource)– リソースタイプ

リスク分析 

$(report)– リスク分析レポート

一時パスワードリセット 

$(password)– 新規に生成されたパスワード

$(expiry)– パスワードの有効期限