Identity Manager には、ユーザーによる設定が可能な次のタスクテンプレートが用意されています。
「ユーザー作成テンプレート」。ユーザー作成タスクのプロパティーを設定します。
「ユーザー削除テンプレート」。ユーザー削除タスクのプロパティーを設定します。
「ユーザーテンプレートの更新」。ユーザー更新タスクのプロパティーを設定します。
タスクテンプレートを使用する前に、タスクテンプレートのプロセスをマップする必要があります。
管理者インタフェースのメニューから「サーバータスク」を選択し、「タスクの設定」を選択します。
図 9–1 に「タスクの設定」ページを示します。
「タスクの設定」ページには、次の列を持つテーブルがあります。
「有効化」をクリックして、テンプレートのプロセスマッピングの編集ページを開きます。
たとえば、ユーザー作成テンプレートに対して次のページ (図 9–2) が表示されます。
「選択したプロセスタイプ」リストには、デフォルトのプロセスタイプ (この場合 createUser) が自動的に表示されます。必要に応じて、メニューから別のプロセスタイプを選択できます。
一般に、各テンプレートに複数のプロセスタイプをマップすることはありません。
「選択したプロセスタイプ」リストからプロセスタイプを削除し、代わりのプロセスタイプを選択しない場合、「必須のプロセスマッピング」セクションに、新しいタスクマッピングを選択するように指示が表示されます。
「保存」をクリックして、選択したプロセスタイプをマップし、「タスクの設定」ページに戻ります。
「タスクの設定」ページが再表示されると、「有効化」ボタンが「マッピングの編集」ボタンに変化し、「プロセスマッピング」列にプロセス名が表示されます。
残りの各テンプレートに対して、マッピングプロセスを繰り返します。
「設定」->「フォームおよびマッピングプロセス」を選択することにより、マッピングを検証することができます。「フォームおよびプロセスマッピングの設定」ページが表示されたら、下にスクロールして「プロセスマッピング」テーブルを表示し、テーブル内に示される「マップされるプロセス名」エントリに次のプロセスタイプがマップされていることを確認します。
プロセスタイプ |
マップされるプロセス名 |
---|---|
createUser |
ユーザー作成テンプレート |
deleteUser |
ユーザー削除テンプレート |
updateUser |
ユーザー更新テンプレート |
テンプレートが正しく有効化されていれば、すべての「マップされるプロセス名」エントリに「Template」という文字列が含まれています。
テーブルに示すように「マップされるプロセス名」列に「Template」と入力することで、「フォームおよびプロセスマッピング」ページから直接、これらのプロセスタイプをマップすることもできます。
テンプレートプロセスタイプのマッピング (「タスクテンプレートの有効化」) 後、タスクテンプレートを設定できます。
管理者インタフェースのメインメニューで「サーバータスク」をクリックし、「タスクの設定」をクリックします。
「タスクの設定」ページが開きます。
「名前」列のリンクを選択します。
次のページのいずれかが表示されます。
タスクテンプレート「Create User Template」の編集。新しいユーザーアカウントの作成に使用されるテンプレートを編集するために開きます。
タスクテンプレート「Delete User Template」の編集。ユーザーのアカウントの削除またはプロビジョニング解除に使用されるテンプレートを編集するために開きます。
タスクテンプレート「Update User Template」の編集。既存のユーザー情報の更新に使用されるテンプレートを編集するために開きます。
それぞれのタスクテンプレートの編集ページには、ユーザーワークフローの主な設定領域に対応する一連のタブがあります。
次の表は、それぞれのタブの名前、目的、そのタブを使用するテンプレートについて説明したものです。
タブ名 |
目的 |
テンプレート |
---|---|---|
一般 (デフォルトタブ) |
「ホーム」および「アカウント」の各ページのタスクバー内と、「タスク」ページ上のタスクインスタンステーブル内でのタスク名の表示形式を定義します。 |
ユーザー作成タスクテンプレートとユーザー更新タスクテンプレートのみ |
ユーザーアカウントの削除またはプロビジョニング解除形式を指定できます。 |
ユーザー削除テンプレートのみ |
|
通知 |
Identity Manager がプロセスを起動したときに管理者およびユーザーに送信される電子メール通知を設定できます。 |
すべてのテンプレート |
承認 |
タイプ別に承認を有効または無効にする、追加の承認者を指定する、Identity Manager が特定のタスクを実行する前にアカウントデータの属性を指定するなどの作業を行うことができます。 |
すべてのテンプレート |
監査 |
ワークフローの監査を有効化および設定できます。このタブでワークフローを設定し、ワークフローレポート用の情報を取得します。 |
すべてのテンプレート |
プロビジョニング |
バックグラウンドでタスクを実行できるようにします。また、タスクが失敗した場合に Identity Manager がタスクを再試行できるようにします。 |
ユーザー作成タスクテンプレートとユーザー更新タスクテンプレートのみ |
サンライズとサンセット |
指定された日時までの作成タスクの保留 (サンライズ) または指定された日時までの削除タスクの保留 (サンセット) についての設定を行うことができます。 |
ユーザー作成タスクテンプレート |
データ変換 |
プロビジョニング中にユーザーデータがどのように変換されるかを設定することができます。 |
ユーザー作成タスクテンプレートとユーザー更新タスクテンプレートのみ |
いずれかのタブを選択して、テンプレートのワークフロー機能を設定します。
これらのタブでの設定方法については、次の各節を参照してください。
テンプレートの設定を完了したら、「保存」ボタンをクリックして変更を保存します。