Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

インストールの前提条件

PasswordSync 機能は、Windows 2008、Windows 2003、および Windows 2000 のドメインコントローラ上でのみ設定できます。Windows NT ドメインコントローラのサポートは、Identity Manager の Version 8.0 で終了しました。Identity Manager と同期するドメイン内のプライマリおよびバックアップのドメインコントローラそれぞれに、PasswordSync をインストールする必要があります。HTTPS を使用するよう PasswordSync を設定することを強くお勧めします。


注 –

すべてのドメインコントローラで、バージョン 7.1.1 より古いバージョンの PasswordSync をバージョン 7.1.1 以上に更新する必要があります。

rpcrouter2 サーブレットのサポートはバージョン 8.0 で打ち切られました。 将来のリリースでは削除されます。PasswordSync の 7.1.1 以降のバージョンは新しいプロトコルをサポートしています。


JMS を使用する場合、PasswordSync は JMS サーバーと接続できる必要があります。JMS システムの要件については、『Sun Identity Manager 8.1 Resources Reference 』の JMS リスナーリソースアダプタに関する節を参照してください。

また、PasswordSync では、次の操作も必要です。

これらの要件については、次の節で詳細に説明します。

Microsoft .NET 1.1 のインストール

PasswordSync を使用するには、Microsoft .NET 1.1 Framework 以降をインストールする必要があります。このフレームワークは、Windows 2003 ドメインコントローラを使用している場合にはデフォルトでインストールされています。Microsoft .NET 2.0 Framework は、Windows 2008 ドメインコントローラにデフォルトでインストールされます。Windows 2000 ドメインコントローラを使用している場合、Framework はデフォルトではインストールされていません。Microsoft Download Center で、ツールキットをダウンロードできます。

http://www.microsoft.com/downloads


注 –

SSL に関する PasswordSync の設定

機密データは Identity Manager サーバーに送信される前に暗号化されますが、セキュリティー保護された SSL 接続 (HTTPS 接続) を使用するように PasswordSync を設定することをお勧めします。

インポートした SSL 証明書をインストールする方法については、マイクロソフトサポート技術情報の次の [HOWTO] 記事を参照してください。

http://support.microsoft.com/kb/816794

PasswordSync をインストールしたら、「PasswordSync Configuration」ダイアログに HTTPS の URL を指定して、SSL 接続が正しく設定されているかをテストできます。手順については、「設定のテスト」を参照してください。

PasswordSync の以前のバージョンのアンインストール

新しいバージョンをインストールする前に、以前にインストールした PasswordSync のインスタンスをすべて削除する必要があります。