Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

匿名登録

匿名登録機能を使用すると、Identity Manager アカウントを持っていないユーザーがアカウントをリクエストして取得することができます。

匿名登録の有効化

デフォルトで、匿名登録機能は無効になっています。

Procedure匿名登録機能を有効にする

  1. 管理者インタフェースで、「設定」をクリックしてから「ユーザーインタフェース」をクリックします。

  2. 「匿名登録」領域で「有効化」オプションを選択し、「保存」をクリックします。

    ユーザーがユーザーインタフェースにログインすると、ログインページに「はじめてのユーザーですか?」というテキストに続いて「アカウントのリクエスト」リンクが表示されます。


    注 –

    「はじめてのユーザーですか?アカウントのリクエスト」というテキストは、カスタマイズ可能です。詳細は、『Sun Identity Manager Deployment Guide 』を参照してください。


    図 3–11 「アカウントのリクエスト」リンクの有効な「ユーザーインタフェース」ページ

    「アカウントのリクエスト」リンクの有効な Identity Manager ログイン画面を示す図

匿名登録の設定

「ユーザーインタフェース」ページの「匿名登録」領域から、匿名登録プロセスの次のオプションを設定できます。

完了したら、「保存」をクリックします。

ユーザー登録プロセス

ユーザーはユーザーインタフェースログインページで「アカウントのリクエスト」をクリックすることによってアカウントをリクエストできます。

2 ページにわたる登録ページの最初のページが表示され、名、姓、および従業員 ID が要求されます。「検証の有効化」属性が選択されている場合 (デフォルト) は、ユーザーが次のページに進む前にこの情報が検証される必要があります。

EndUserLibraryverifyFirstnameverifyLastnameverifyEmployeeId、および verifyEligibility 規則がそれぞれの属性の情報を検証します。


注 –

これらの 1 つまたは複数の規則の変更が必要になる場合もあります。特に、従業員 ID を検証する規則を変更し、Web サービス呼び出しや Java クラスを使用して情報を検証するようにしてください。


「検証の有効化」属性が無効になっている場合、最初の登録ページは表示されません。この場合、「End User Anonymous Enrollment Completion」フォームを変更して、通常、最初の検証フォームによって取得される情報をユーザーが入力できるようにする必要があります。

登録ページで提供された情報から、Identity Manager は以下を生成します。

登録ページでユーザーによって入力された情報が正しく検証された場合、2 ページ目の登録ページがユーザーに表示されます。ユーザーはこのページでパスワードおよびパスワード確認を入力する必要があります。また、「プライバシーポリシーへの同意が必要」属性が選択されている場合、ユーザーはプライバシーポリシーの条件に同意するオプションを選択する必要があります。

ユーザーが「登録」をクリックすると、確認ページが表示されます。「通知の有効化」属性が選択されている場合、アカウントの作成後、ユーザーに電子メールが送信されることがページに示されます。

ユーザー作成の標準プロセス (idmManager 属性およびポリシー設定が要求する承認を含む) の完了後、アカウントが作成されます。