管理者には、Identity Manager のインストールを登録することをお勧めします。
登録には Sun Online アカウントとパスワードが必要です。Sun Online アカウントを持っていない場合は、次のアドレスでフォームに必要な情報を入力することで登録できます。
Identity Manager の登録はコンソールから、または管理者インタフェースを使用して行うことができます。
コンソールから登録する場合は、Sun Service Tag ソフトウェアで使用可能なローカルサービスタグを作成して、Sun システム、ソフトウェア、およびサービスのインベントリを追跡できます。サービスタグクライアントパッケージは、ローカルサービスタグを作成する前にインストールしてください。このパッケージは、次のアドレスにある「Download Service Tags」ボタンをクリックしてダウンロードできます。
http://inventory.sun.com/inventory
Identity Manager を登録するには、Identity Manager オブジェクトの設定が許可されている管理者アカウントでログオンする必要があります。このアカウントには製品登録の機能が必要です。機能の詳細については、「ユーザーへの機能の割り当て」を参照してください。
製品登録機能を正しく動作させるには、Identity Manager アプリケーションサーバー上の Java が、SSL に対して適切に設定されている必要があります。java.security ファイル (または同等のファイル) 内で参照される JAR ファイルがすべて存在する必要があります。
ここからは、Identity Manager の登録に関する情報と操作方法を説明します。この情報は、次のトピックで構成されています。
この節では、Identity Manager をコンソールから登録する場合に必要な情報について説明します。
Identity Manager をコンソールから登録するには、register コマンドを使用します。ここでは、このコマンドの使用方法について説明します。
register -local register -remote [-u <userid> [-p <password>]] [-prompt] -userSOA <userid> -passSOA <password> [-proxy <proxyHost> [-port <proxyPortNumber>]] register [-help | -?]
次の表に、register コマンドとともに指定できるオプションを示します。
表 4–2 コマンドオプション
オプション |
説明 |
---|---|
-local |
このホスト上にサービスタグを作成します。 |
-remote |
この Identity Manager インストールをネットワーク経由で Sun に直接登録します。 |
-u <userid> |
登録を実行する権限を与えられた Identity Manager 管理者の Identity Manager ユーザー ID。 |
-p <password> |
登録を実行する権限を与えられた Identity Manager 管理者の Identity Manager パスワード。 |
-prompt |
パスワードが入力されていない場合に、対話的に入力を求めます。 |
-userSOA <userid> |
登録に使用する Sun Online アカウントのユーザー ID。-remote オプションを使用して登録する場合に必要です。 |
-passSOA <password> |
登録に使用する Sun Online アカウントのパスワード。-remote オプションを使用して登録する場合に必要です。 |
-proxy <proxyHost> |
Sun オンライン登録サービスへのアクセスに使用するネットワークプロキシ。登録に -remote オプションを使用し、かつ外部インターネットアドレスへのアクセスにプロキシを使用するようにネットワークが設定されている場合に必要です。 |
-port <proxyPortNumber> |
Sun オンライン登録サービスへのアクセスに使用するネットワークプロキシのポート。登録に -remote オプションを使用し、かつ外部インターネットアドレスへのアクセスにプロキシを使用するようにネットワークが設定されている場合に必要です。 |
-help | -? |
このコマンドのヘルプをコンソールに出力します。 |
Identity Manager をコンソールから登録するには、ローカルサービスタグを作成するか、インターネットを通じて Sun に登録する必要があります。次の手順を使用します。
Identity Manager コンソール (コマンド行) インタフェースを起動します。
Windows のコマンド行で、次のコマンドを入力します。
%WSHOME%\bin\lh
UNIX のコマンド行で、次のコマンドを入力します。
$WSHOME/bin/lh
register コマンドを次のように実行します。
ローカルサービスタグを作成する場合は、次のように実行します。
register -local
インターネットを通じて Identity Manager を登録する場合は、次のコマンドを実行します。
register -remote -u <userid> -p <password> -userSOA <soaUserid> -passSOA <soaPassword > -proxy <proxyHost> -port < proxyPortNumber>
各表記の意味は次のとおりです。
userid は、登録を実行する権限を与えられた Identity Manager 管理者の Identity Manager ユーザー ID です。
password は、登録を実行する権限を与えられた Identity Manager 管理者の Identity Manager パスワードです。
soaUserid は、登録に使用する Sun Online アカウントのユーザー ID です。
soaPassword は、登録に使用する Sun Online アカウントのパスワードです。
proxyHost は、Sun オンライン登録サービスへのアクセスに使用するネットワークプロキシです。これは、外部のインターネットアドレスへのアクセスにプロキシを使用するようにネットワークが設定されている場合にのみ必要です。
proxyPortNumber は、Sun オンライン登録サービスへのアクセスに使用するネットワークプロキシのポートです。これは、外部のインターネットアドレスへのアクセスにプロキシを使用するようにネットワークが設定されている場合にのみ必要です。
ローカルサービスタグを作成する必要がない場合は、管理者インタフェースから Identity Manager を登録します。
管理者インタフェースで、「設定」をクリックします。
二次的なメニューで「製品登録」をクリックします。
「製品登録」ページが開きます。
フォームに値を入力し、「今すぐ登録」をクリックします。個別のフォームフィールドの情報を表示するには、i-Help をクリックします。
アプリケーションサーバーで外部への SSL 接続が許可されていない場合は、次のエラーメッセージが表示されます。
Failed to register on Sun Connection server due to invalid Sun Online Account user/password. |
この問題を解決するには、適切な信頼できるルート証明書をアプリケーションサーバーのキーストアに追加します。詳細については、使用しているアプリケーションサーバーのマニュアルを参照してください。
以前のバージョンの xml-apis.jar および xercesImpl.jar がアプリケーションサーバーのクラスパスに存在する場合は、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
java.lang.NoSuchMethodError:org.w3c.dom.Node.getTextContent()Ljava/lang/String; |
この問題を解決するには、クラスパスを修正して、最新バージョンの xml-apis.jar および xercesImpl.jar だけが存在するようにします。