Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

レポートの操作

Identity Manager では、レポートは特別なタスクカテゴリと見なされます。このため、レポートの操作は Identity Manager 管理者インタフェースの次の 2 つの領域で行います。

レポートのタイプ

レポートは次の 2 つのカテゴリに分類されます。

レポートはこれら 2 つのカテゴリからさらに多様なレポートタイプに分類されます。レポートのタイプについては、この章の後のほうで詳しく説明します。Identity Manager レポートについては、「Identity Manager レポート」を参照してください。監査レポートについては、「監査レポート」を参照してください。

Identity Manager レポートおよび監査レポートを表示する方法については、「レポートの表示」を参照してください。

レポートの実行

Procedureレポートを実行する

  1. 管理者インタフェースで、メインメニューから「レポート」をクリックします。

    「レポートの実行」ページが開きます。

  2. 利用可能な Identity Manager レポートのリストを表示するには、「レポートタイプ」ドロップダウンメニューから「Identity Manager レポート」を選択します。(このオプションはデフォルトで選択されています。

    利用できる監査レポートの一覧を表示するには、「レポートタイプ」ドロップダウンメニューから「監査レポート」を選択します。詳細については、第 15 章監査: コンプライアンスの監視「監査レポートの操作」を参照してください。

    図 8–1 に、「レポートの実行」ページの例を示します。「レポートタイプ」ドロップダウンメニューで「監査レポート」が選択されています。

    図 8–1 「レポートの実行」の選択項目

    「レポートの実行」ページの例

  3. 「実行」をクリックして、レポートを実行します。


    注 –

    同じレポートの複数のインスタンスを同時に実行できるようにするには、レポートを編集して、「レポートの同時実行を許可」オプションを選択します。このオプションを有効にすると、複数の管理者が同じレポートを同時に実行できるようになります。

    同じレポートの 2 つ以上のインスタンスを同時に実行すると、レポート名に管理者の ID とタイムスタンプが付加されます。


レポートの表示

「レポートの実行」ページからレポートを実行したあと、ただちにまたはあとで出力を表示することができます。

Procedureレポートを表示する

  1. 管理者インタフェースで、メインメニューから「レポート」をクリックします。

    「レポートの実行」ページが開きます。

  2. 「レポートの表示」タブをクリックします。

    「レポートの表示」ページが開きます。

  3. レポートをクリックして表示します。

レポートの作成

この節では、既存のレポートを使用しないで、新しい Identity Manager レポートまたは Identity Auditor レポートを作成する方法を説明します。


注 –

既存のレポートを修正して新しい名前で保存する場合は、次の節の 「レポートの編集および複製」を参照してください。


Procedure新しいレポートを作成する

  1. 管理者インタフェースで、メインメニューから「レポート」をクリックします。

    「レポートの実行」ページが開きます。

  2. 「レポートタイプ」ドロップダウンメニューからレポートのカテゴリを選択します。

    次の 2 つのレポートカテゴリがあります。

    • Identity Manager レポート

    • Identity Auditor レポート

  3. 次のドロップダウンメニューで、作成するレポートタイプを選択します (このメニューでは、一番上が「新規」)。

    Identity Manager の「レポートの定義」ページが表示されます。ここでオプションを選択して、レポートの作成、実行、または保存を行います。

    レポート基準を入力または選択すると、次の手順を実行できます。

    • レポートを保存せずに実行します。「実行」をクリックして、レポートを実行します。新しいレポートを定義した場合、レポートは保存されません。また、既存のレポートを編集した場合、変更されたレポート基準は保存されません。

    • レポートを保存します。「保存」をクリックして、レポートを保存します。保存後は、「レポートの実行」ページ (レポートのリスト) からこのレポートを実行できます。

    レポートの実行については、「レポートの実行」を参照してください。

レポートの編集および複製

この節では、既存のレポートを修正または複製して、新しい名前で保存する方法を説明します。

Procedureレポートを編集または複製する

  1. 管理者インタフェースで、メインメニューから「レポート」をクリックします。

    「レポートの実行」ページが開きます。

  2. 「レポートタイプ」ドロップダウンメニューからレポートのカテゴリを選択します。

    次の 2 つのレポートカテゴリがあります。

    • Identity Manager レポート

    • 監査レポート

      レポートの表に、選択したカテゴリ内の既存のレポートが表示されます。

  3. レポート名をクリックして編集します。

  4. レポートを編集するには、必要に応じてレポートパラメータを調整し、「保存」をクリックします。

    レポートを複製するには、新しいレポート名を入力します。必要に応じてレポートのパラメータを調整し、「保存」をクリックして新しい名前でレポートを保存します。

電子メールによるレポートの送信

レポートを作成または編集するときには、レポートの結果を 1 人または複数の電子メール受信者に送信するオプションを選択できます。このオプションを選択すると、ページが更新され、電子メール受信者を指定するようにリクエストされます。1 人以上の受信者を入力します。 複数の受信者を入力する場合は、コンマで区切ります。

また、電子メールに添付するレポートの形式として、次のいずれかを選択できます。

レポートのスケジュール

次のいずれかを選択して、レポートをただちに実行するか、定期的に実行するようにスケジュールすることができます。

レポートデータのダウンロード

「レポートの実行」ページからレポート情報をダウンロードして、Acrobat Reader、StarOffice などのほかのアプリケーションで使用することができます。

「レポートの実行」ページを開き、次のいずれかの列の「ダウンロード」をクリックします。

レポート出力の設定

レポートの出力を設定するには、「レポート」をクリックして「レポートの設定」を選択します。

「レポートの設定」ページで、次のように設定できます。

「保存」をクリックしてレポート設定オプションを保存します。