Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

データベーススキーマ

監査データを格納する Identity Manager リポジトリには、次の 2 つのテーブルがあります。

これらのテーブルについてはこの節で説明します。

監査ログデータがこれらのテーブルに指定された列の長さ制限を超えると、Identity Manager は 制限に合わせてデータを切り捨てます。監査ログの切り捨てについては、「監査ログの切り捨て」を参照してください。

監査ログには、列の長さ制限を変更できる列がいくつかあります。これらの列の詳細と、長さ制限を変更する方法については、「監査ログ設定」を参照してください。

waveset.log テーブル

この節では、waveset.log テーブルで使用される列名とデータ型を説明します。データ型は、Oracle データベース定義から取得され、データベースごとに異なります。サポートされるすべてのデータベースのデータスキーマ値の一覧については、付録 B 監査ログデータベーススキーマを参照してください。

いくつかの列値は、領域を最適化するために、キーとしてデータベースに格納されます。キーの定義については、「監査ログデータベースマッピング」を参照してください。

waveset.logattr テーブル

waveset.logattr テーブルは、イベントごとに組織のメンバーシップの ID を格納するために使用されます。 このテーブルを使用して、組織別に監査ログの範囲が設定されます。

監査ログの切り捨て

監査ログデータの 1 つ以上の列が、指定した列の長さ制限を超えると、その列のデータは制限内になるように切り捨てられます。具体的には、切り捨て後のデータは指定された制限値より 3 文字短くなります。次に列データに省略記号 (...) が付加され、データが切り捨てられたことを示します。

さらに、切り捨てられたレコードを見つけやすいように、その監査レコードの NAME 列の先頭に #TRUNCATED# という文字列が付加されます。


注 –

Identity Manager では、UTF–8 エンコーディングを想定して、メッセージを切り捨てる位置を計算します。UTF–8 以外のエンコーディングを使用する設定では、切り捨て後のデータがデータベース内の実際の列サイズをまだ超過する可能性があります。こうした状態が発生すると、切り捨て後のメッセージは監査ログに表示されず、エラーがシステムログに出力されます。