Identity Manager は、エクスポートサイクル中に書き込み接続を使用します。読み取り接続は、ウェアハウス内に現在いくつのレコードがあるかを (ウェアハウスの設定中に) 示し、フォレンジッククエリーインタフェースにサービスを提供するために使用されます。
ウェアハウスの接続は、アプリケーションサーバーのデータソース、JDBC 接続、またはデータベースリソースへの参照として定義できます。JDBC 接続またはデータベースリソースが定義された場合、データのエクスポートでは、書き込み操作中に少数の接続が集中的に使用され、その後、すべての接続が閉じられます。データエクスポータが読み取り接続を使用するのは、ウェアハウスの設定中、およびフォレンジッククエリーの実行中のみで、それらの接続は操作が完了するとすぐに閉じられます。
エクスポータは、書き込み接続と読み取り接続に同じスキーマを使用するので、同じ接続情報を両方のために使用できます。ただし、別個の接続がある場合、配備時にはウェアハウスのステージングテーブルのセットに対して書き込みを行い、それらのテーブルを実際のウェアハウスに変換し、ウェアハウステーブルを Identity Manager の読み込み元になるデータマートに変換することができます。
Identity Manager がウェアハウスから読み取りを行えないように、「データエクスポータの設定」フォームを編集できます。このフォームには、includeWarehouseCount プロパティーが含まれています。これは、Identity Manager でウェアハウスに問い合わせを行い、各データタイプのレコード数を表示するためのプロパティーです。この機能を無効にするには、「データエクスポータの設定」フォームをコピーし、includeWarehouseCount プロパティーの値を true に変更して、カスタマイズしたフォームをインポートします。
「データエクスポータの設定」ページから、「接続の追加」ボタンをクリックします。
「接続タイプ」ドロップダウンメニューからオプションを選択し、Identity Manager でデータウェアハウスに対する読み取り接続または書き込み接続を作成する方法を指定します。
「JDBC」。Java Database Connectivity (JDBC) アプリケーションプログラミングインタフェースを使用してデータベースに接続します。ウェアハウスインタフェースコードによって接続プールが提供されます。
「リソース」。リソースで定義されている接続情報を使用します。ウェアハウスインタフェースコードによって接続プールが提供されます。
「データソース」。接続の管理とプールのため、基盤となるアプリケーションサーバーを使用します。このタイプの接続では、アプリケーションサーバーからの接続が必要とされます。
ページに表示されるフィールドは、「接続タイプ」ドロップダウンメニューで選択したオプションに応じて変化します。データベース接続の設定の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
「保存」をクリックして設定の変更を保存し、「データエクスポータの設定」ページに戻ります。
別個の読み取り接続と書き込み接続を使用する場合は、この手順を繰り返します。