Identity Manager には、「監査ログ」および「システムログ」というサイズ制限のない 2 セットのオブジェクトがあります。データエクスポータは、ログテーブルに関連するメンテナンスの問題のいくつかに対処しています。
Identity Manager は不変の監査レコードを監査ログに書き込み、実行する操作の監査証跡の履歴として提供します。Identity Manager はこれらのレコードを特定のレポートで使用します。また、レコードのデータは管理者インタフェースに表示できます。しかし、監査ログは限度なく拡大しますが、あまり速くない速度で拡大するため、配備担当者はいつ監査ログの切り捨てを行うかを判断する必要があります。データエクスポータの前に、切り捨てに先立ってレコードを保持したい場合は、リポジトリからテーブルをダンプする必要があります。データエクスポータが有効にされていて、ログレコードをエクスポートするよう設定されている場合、古いレコードはウェアハウスに保持され、Identity Manager が必要に応じて監査テーブルを切り捨てることがあります。
システムログは、監査ログと同じ不変のプロパティーを持っていますが、通常、監査ログと同じ頻度では生成されません。データエクスポータはシステムログをエクスポートしません。システムログを切り捨てて古いレコードを保持するには、リポジトリ内のテーブルをダンプする必要があります。