Identity Manager コマンド行インタフェースを呼び出して、Identity Manager コマンドを実行するには、次の構文を使用します。
lh { $class | $command } [ $arg [$arg... ] ]
各表記の意味は次のとおりです。
class には、完全修飾クラス名を指定する必要があります (com.waveset.session.WavesetConsole など)。
command には、次のコマンドのいずれかを指定する必要があります。
assessment は、アップグレード中に使用できます。変更されたすべてのオブジェクトと、インストールされている Identity Manager のすべてのバージョンについてレポートするサブコマンドをサポートしています。詳細については、『Sun Identity Manager 8.1 Upgrade 』を参照してください。
config は、Business Process Editor を起動します。
console は、Identity Manager コンソールを起動します。
genReports は、Identity Manager レポート機能のサンプルとして使用できるランダムなデータのセットを生成します。
import は、Identity Manager オブジェクトをインポートします。厳密モードの場合は -s オプションを指定します。厳密モードを有効にすると、インポート中の参照チェックがより厳しく行われます。
js は、JavaScript プログラムを起動します。
javascript も、JavaScript プログラムを起動します。
msgtool は、WPMessages.properties からカスタムメッセージカタログを生成します。このカタログを操作して、テキストや言語に独自の変更を加えることができます。
script は、JavaScript または BeanShell を実行します。
setRepo は、Identity Manager インデックスリポジトリを設定します。
setup は、Identity Manager 設定プロセスを開始します。ライセンスキーの設定、Identity Manager インデックスリポジトリの設定、および設定ファイルのインポートを実行できます。
spml は、SPML ブラウザを起動します。
syslog [options] は、システムログからレコードを抽出します。詳細については、「syslog コマンド」を参照してください。
waveset は、console コマンドの別名です。上の「console」を参照してください。
xmlparse は、Identity Manager オブジェクトの XML を検証します。
xpress [options] Filename は、式を評価します。有効なオプションは、-trace (トレース出力の有効化) です。
lh コマンドを使用する場合は、次の点に注意する必要があります。
コマンドの使用方法についてヘルプを表示するには、引数を指定せずに lh を入力します。
lh コマンドのパス環境変数を設定する場合は、次のように設定します。
JAVA_HOME の場所を、Java の実行可能ファイルが格納されている bin ディレクトリを含む JRE ディレクトリに設定します。この場所は、インストールごとに異なります。
Sun から標準的な (JDK なしの) JRE を取得している場合、通常のディレクトリの場所は C:\Program Files\Java\jre1.5.0_14 (または同様の場所) です。このディレクトリには、Java 実行可能ファイルを保存した bin ディレクトリが含まれています。この場合は、JAVA_HOME を C:\Program Files\Java\jre1.5.0_14 に設定します。
JDK のフルインストールには複数の Java 実行可能ファイルがあります。この場合は、JAVA_HOME を、組み込み型の jre ディレクトリに設定します。 このディレクトリには、正しい bin/java.exe ファイルが含まれています。通常のインストールでは、JAVA_HOME を C:\java\jdk1.5.0_14\jre に設定します。
次のように、WSHOME 変数を Identity Manager インストールディレクトリに設定します。
set WSHOME=<path_to_identity_manager_directory>
たとえば、この変数をデフォルトのインストールディレクトリに設定するには、次のように入力します。
set WSHOME=C:\Program Files\tomcat\webapps\idm
WSHOME 変数の値に、次の文字を使用することはできません。
引用符 (“ “)
アプリケーションの配備ディレクトリのパスにスペースが含まれる場合でも、引用符を使用しないでください。
パスの末尾にバックスラッシュ (\)
また、UNIX システム上では次のように入力してパス変数をエクスポートする必要があります。
export WSHOME export JAVA_HOME
コマンドを 64 ビットモードで実行するには、lh スクリプトの FLAGS="$FLAGS -d64" 行のコメントを解除します。
Identity Manager コマンド行インタフェースを起動するには、次のように入力します。