Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

Procedure「トランザクション処理の詳細設定」を指定する

  1. 「ワークスレッド」に数値を入力します (デフォルト値は 100)。

    これはトランザクションの処理に使用されるスレッド数です。この値は同時に処理されるトランザクション数を制限します。これらのスレッドは起動時に静的に割り当てられます。


    注 –

    「ワークスレッド」を変更した場合、変更を適用するには、実行中のすべての Identity Manager インスタンスを再起動する必要があります。


  2. 「リース時間 (ms)」に数値を入力します (デフォルト値は 600000)。

    これは、再試行中のトランザクションをサーバーでロックする時間を制御します。リースは必要に応じて更新されます。ただし、サーバーが完全にシャットダウンしていない場合、オリジナルサーバーのリース時間が終了するまで、ほかのサーバーはトランザクションをロックできません。最低値は 1 分です。それより小さい値を設定すると、トランザクション持続ストアの負荷に影響する可能性があります。

  3. 「リース更新 (ms)」に数値を入力します (デフォルト値は 300000)。

    これは、ロックされたトランザクションのリースの更新時期を制御します。リースの残り時間がこの値になったときにリースが更新されます。 この値の単位はミリ秒です。

  4. 「終了トランザクションのストア内での保持時間 (ms)」に数値を入力します (デフォルト値は 360000)。

    トランザクション持続ストアから終了トランザクションを削除するまでの待機時間 (ミリ秒) です。トランザクションがただちに持続ストアに書き込まれるように設定されている場合を除き、完了したすべてのトランザクションがトランザクション持続ストアに格納されているとはかぎりません。

  5. 「実行可能キュー最低水準点」に数値を入力します (デフォルト値は 400)。

    トランザクションスケジューラの実行可能なトランザクションキューがこの制限を下回ると、最高水準制限までキューに実行可能なトランザクションが補充されます。

  6. 「実行可能キュー最高水準点」に数値を入力します (デフォルトは 800)。

    トランザクションスケジューラの実行可能なトランザクションキューが最低水準点よりも下回ると、この制限まで、キューに実行可能なトランザクションが補充されます。

  7. 「保留キュー最低水準点」に数値を入力します (デフォルト値は 2000)。

    トランザクションスケジューラの保留中キューには、再試行のために保留されている、失敗したトランザクションが保持されます。キューのサイズが最高水準点を超える場合、最低水準点を超えるすべてのトランザクションはトランザクション持続ストアにフラッシュされます。

  8. 「保留キュー最高水準点」に数値を入力します (デフォルト値は 2000)。

    トランザクションスケジューラの保留中キューには、再試行のために保留されている、失敗したトランザクションが保持されます。キューのサイズが最高水準点を超える場合、最低水準点を超えるすべてのトランザクションはトランザクション持続ストアにフラッシュされます。

  9. 「スケジューラ間隔 (ms)」に数値を入力します (デフォルトは 500)。

    これは、トランザクションスケジューラの実行間隔です。トランザクションスケジューラは実行されると、実行可能なトランザクションを保留中のキューから実行可能キューに移動し、トランザクション持続ストアに対して、トランザクションの持続などの別の定期的な作業を実行します。

  10. 「保存」をクリックして、設定を受け入れます。